6月18日 共感工房

◆ 現実のAIは、意外に伝統的なやり方で“学習”させているようですね。

~~< 以下 引用 >~~   ■ アングル:グーグル、社内で対話型AIの利用規制 情報漏れ警戒 ⇒ https://is.gd/sN3Z8m ■

 グーグルの親会社、米アルファベットが、自社の「バード(Bard)」を含む対話型人工知能(AI)の使い方について従業員に注意を促していることが、消息筋4人の話で分かった。同社は折しも対話型AIに力を入れ、全世界で展開しているところだ。

 バードやオープンAIの「チャットGPT」などの対話型AIを利用すると、AIを監視している人間がそのチャットを読む可能性がある。また研究者によると、類似のAIが「訓練」中にそのデータを吸収、再生産することで情報が漏えいするリスクがある。

 消息筋によると、アルファベットは長年にわたる情報保護の方針にのっとり、機密情報を対話型AIに入力しないよう従業員に勧告している。同社もこの事実を確認した。


◆ “人がシステムに打ち込むやり方”をAIというのは、おこがましい。

 人がシステムに打ち込むやり方なら、単なるプログラムと同じ。

 私は、AIシステムの本来のあり方は、“あらゆるネット上の情報を、巡回ロボットの類のシステムが勝手に情報収集して回っているもの”だと思い込んでいました

 当初の頃のグーグルは、AIでなくても、そんなやり方でネット上をロボットが巡回していました。途中のプロセスに人の手が入り込む余地は、ほとんどない。[ #巡回ロボット ]

 私は、ネット初期の頃は自分のホームページで様々な情報発信をしていましたが、定期的にグーグルロボットが来てくれて私のホームページをスキャンしていました。

 そして、その結果はグーグルの検索システムに反映されていました。おかげで、私は、私のホームページをグーグルの検索システムに登録するだけで良かったのです。


◆ ヤフーなどの“ディレクトリタイプ”の検索サービスは、登録しても後のメンテが面倒なものでした。

 グーグルのロボット検索システムのおかげで、私は、そんなわずらわしさから解放されました。

 宣伝や広報的な取り組みはグーグルにまかせ、私は、自分のコラムやブログの内容だけに専念出来ました。グーグルのロボット検索は、私にはこの上なく便利なものでした。

 おかげで、私の膨大なコラムは、マイクロソフト社の日本語変換システムのデータベースである“コーパスシステム”にも収録される栄誉にもあずかれました。

 ちなみに、報酬は千ドル。まぁ、安いと言えば安い。わずか千ドルですが、マイクロソフトほどの会社は、こっそりスキャンして知らんふりをする礼儀知らずの会社ではない。[ #千ドル ]


 蛇足ですが、AIは“勝手に学習とフィードバックを繰り返して自分を洗練するシステム”と考えている私は、現段階では、まだ本来のAIの姿からは程遠いと思います。(→ 注1) [ #自分を洗練するシステム ]

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●(注1)  AIの学習のやり方などについては、2023.05.03のブログ『5月3日 共感工房』をご覧ください。[→ https://is.gd/UlDlph ]

#コラム #ブログ #天眼流 #天の邪鬼 #共感工房

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