共感工房 “重鎮政治をぶっこわせ”

◆ 親父殿の純一郎氏も1回目の総裁選立候補ではうまくいかなかったから、これは、予行演習と思っておけばいい。

~~< 以下 引用 >~~   ■ 小泉氏、自民総裁選出馬へ 石破氏、24日表明で調整―来月27日投開票、最長の15日間 ⇒ https://x.gd/oena4 ■

 自民党の小泉進次郎元環境相(43)は、9月の党総裁選に出馬する意向を固めた。関係者が20日、明らかにした。小泉氏に対しては、知名度と若さから待望論が根強かった。

 小泉氏は、純一郎元首相の次男。早くから将来の「宰相候補」と目され、世論調査の「次の首相」で上位の常連だ。無派閥議員らに影響力を持つ菅義偉前首相と近い。総裁選の対応を巡り、18日に「真剣に考え、判断したい」と語っていた。


◆ 楽しみになってきました。

 進次郎氏は“無派閥”なところが良い。有力派閥に入っておけば党内での出世は早いのでしょうが、それでは、党内駆け引きにうつつを抜かす“重鎮”たちに体良く使われるだけ。[ #重鎮 ]

 それでは、本来の自分がめざす政策など実現できるわけがない。なので、親父殿の純一郎氏は、“YKK”といわれていた政策志向のグループを党内活動の場にしていました。[ #YKK ]

 進次郎氏は、純一郎氏に“派閥には入るな、自分も派閥の存在には苦労させられた”と説教されていたのだと思います。派閥の長になると、やりたいことを自由にやれなくなる。

 純一郎氏は、“加藤の乱”の時にそのことを思い知った。自分としては同志の加藤紘一氏を支援したかったのでしょうが、大所帯の森派重鎮としての立場上森派を裏切れない。


◆ ところで、進次郎氏はアメリカの名門大学の大学院で学んだ秀才。

 当然、英語もできるし、アメリカでの人脈もある。そして、何より、派閥に入っていないところが良い。派閥に入ると、ロクなことがないのが現実です

 派閥に所属して失敗したのが、河野太郎氏。彼も、アメリカで勉強した秀才ですが、なぜか、派閥の長の麻生太郎氏に嫌われ、派閥の支援が受けられませんでした。

 “派閥の裏金問題”が注目されている印象ですが、私は、そんなことよりも、そもそも派閥というものは、何某かの“利権の守護神”になり下がっているという点だと思います。[ #利権の守護神 ]

 派閥の重鎮たちは利権の調整などに血道を上げる習性があります。つまり、人々は、自分の利権を守ってくれる人にしか寄付などしてくれません


 道楽として政治家に寄付してくれる人もいないことはないと思いますが、そんな奇特な人は、ごく少数。


◆ 進次郎氏の政治家としてのビジョンは、“政治システムの構造改革”がいい。

 まぁ、純一郎氏も3回目の挑戦でやっと自民党総裁になることが出来たのですから、進次郎氏も今回は予行演習のつもりでじっくり取り組めばいいと思います。

 進次郎氏のめざすところは、“重鎮政治”の解体。重鎮政治などロクでもない。[ #重鎮政治 ]

 そもそも、重鎮といわれている人たち、“利権を守ってやります”という暗黙の約束で、何かの利権を守ってやり、そのことで党内で多数派になろうという人たちなのです。


 麻生太郎氏が、それを証明してくれました。麻生太郎氏は一度は自民党総裁をやり、それが失敗して民主党に政権を渡してしまったほど政策的センスのないトンチンカン。

 幸いに、安倍晋三氏には気に入られていて、安倍政権の副総理格のアベノミクスの司令塔として“金融バブル政策”を推進し、これまた、失敗しているのです。

 彼は視野が狭すぎて、トップに立たせてはいけない人。私は、すぐにでも、引退させてもらいたい。

#コラム #ブログ #天眼流 #天の邪鬼 #共感工房

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