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題... データの独占には弊害もある

◆ 規制当局の懸念も、当然です。

~~< 以下 引用 >~~   ■ IT大手に逆風か、欧米当局がデータ独占問題で足並み ⇒ http://bit.ly/2Nuys2J     利益をデータに頼っている米フェイスブック(FB.O)やグーグル(GOOGL.O)の親会社アルファベットのような企業に逆風が吹くかもしれない。   こうした巨大ハイテク企業の競争阻害については欧州委員会の方が先行しており、アルファベットに50億ドルの制裁金を科した実績がある。しかし米司法省も遅ればせながら、より厳しい態度で臨む必要性を検討している。   個人データの収集問題に関して言えば、欧米当局の考え方が既に一致している。デラヒム局長は28日のイベントで、巨大ハイテク企業にとってデータは競合他社を締め出すための「巨大な資産」だと指摘した。今後の合併審査では、企業は他の資産と同様にデータを売却しなければ承認を得られなくなるかもしれない。

◆ 広告を主な収入基盤にしているネット企業の宿命のような気もします。

 “アルファベッド”という企業があったとは初耳。“グーグル”の持ち株会社とか。ネット界の動向には目を光らせているつもりの私としたことが、うかつでした。[#アルファベッド]
 余談はともかく、会費や利用料とかモノにしろ情報にしろ何かを売るわけでもないネット企業が、個人データの収集に躍起になるのは無理もない。
 要は、広告に利用するため。つまり、以前から指摘している“ターゲティング広告”。しっかりした個人の好みに関するデータを収集していれば、的を射た広告ができます(→ 注1)
 広告以外にも利用しようとすればできますが、まさか、そこまで倫理に反することはしないはず。それをやれば、瞬く間に信用を失います。

◆ 彼らには、ユーザーがどんなことに関心があるかが手に取るようにわかる。

 私は、グーグルの検索技術は群を抜いていると感じているので、何かを“検索”する時はグーグルを利用します。
 ということは、グーグルは私の検索内容をすべて知っているということ。そして、グーグルはそのデータ資産を広告に利用する。[#検索内容をすべて知る]
 というわけで、私のブラウザ画面には、私がこれまでに検索した商品や類似商品などの広告がズラリと並びます。
 私は、それはそれなりに便利なことだと思っていますが、それを嫌がるユーザーもいるはず。私も、当初はそんなのが嫌で、ブラウザの広告を消す設定をしていました。
 でも、広告は消せても、検索内容を“なかったことする”ことはできません。

◆ 競争他社にとっては、もはや力に差がありすぎてグーグルには太刀打ちできないと思います。

 私は、規制当局のそんな懸念も良く理解できます。当局が健全な競争を阻害してしまうと懸念するのも、当然でしょう。
 広告に頼ろうとするから、そんなことになるのだと思います。ネット企業は、広告以外の収益源を確立することがこれからの課題だと思います。[#広告以外の収益源]
 私の“コンテンツ配信プラットフォーム”の技術を活用すれば、それが可能になります。(→ 注2)

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●(注1)  グーグルの“ターゲティング広告”などについては、2017.9.14のブログ 『グーグルはどんな基準で表示順を決めるのですかね』をご覧ください。[→ http://bit.ly/2PiEmW2
●(注2)  私の“コンテンツ配信プラットフォーム”については、2012.6.29のブログ 『コンテンツ配信の事業構想計画書』をご覧ください。[→ http://bit.ly/2Os4SN0


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