共感工房 “AIは最強の解説者”

◆ 休暇なので、好きに過ごせばいいが …

~~< 以下 引用 >~~    岸田首相が夏休み入り 書店で約10冊購入 ⇒ https://is.gd/SZoFJ5 ■

 岸田文雄首相は11日、事実上の夏休みに入った。周辺によると、台風の接近に備えて遠出は控え、首相公邸などで過ごす予定。初日は東京・丸の内の書店を裕子夫人と共に訪れ、生成AI(人工知能)やエネルギーなどに関する約10冊を購入した。


◆ 読書の目的は“お勉強”。小説の類の本ならそれも楽しいのですが、実務的なことは身につかない。

 昔のようにインターネットが普及していなかった時代は、本を読んで実務を勉強するしかありませんでした。私も、学生時代などには、専門書の類を読み漁りました。

 本や“論文”などをどれだけ読んだかで、“情報”の量に差がつきます。忘れてならないのは、そもそも、情報というものは量を増やすだけでは無意味だということ。


 私は、情報を“インテリジェンス”と考えています。“インフォメーション”ではない。[ #情報はインテリジェンス ]

 アメリカの有名な情報機関であるCIAは“ Central Intelligence Agency”の略称なのですが、中央情報局のことです。

 可能な限りの現象を集め、それをシナリオだてて組みあげて、隠れたインテリジェンスを構築していくのがCIAの役割なのです。

 軍事関係や政治関係の情報は公表されない部分の情報も少なくない。だから、場合によっては、CIAはスパイ行為的なこともやって情報収集するのだと思います。

 そんなこともあって、私の会社もCIAにあやかって、“第三インテリジェンス”を名乗っています。


◆ 話が横道にそれましたが、AIは読書では理解できないし身につきません。それは、単なる気休め。

 AIは、実際に体験するのが最善なのです。将棋界で圧倒的な強さを誇っている将棋棋士の藤井聡太7冠の練習相手がAIなのは有名な話。

 私は将棋よりも囲碁が好きなのですが、私も長年のファンの“NHK杯テレビ囲碁トーナメント”も、最近は解説をAIが担当しています。[ #AIは解説者 ]

 視聴者は人で、AIが指摘する“手”は普通の人ではなかなか理解できません。なので、人がAIを捕捉するやり方になっています。

 チェスはだいぶ前から人の脳ではコンピュータにかなわなかったのですが、AIの時代になってからは、将棋も囲碁も、人はコンピュータにかなわなくなりました。

 まぁ、将棋も囲碁も勝つことだけが目的でもないので、それは大した問題でもない


◆ 要は、自分で体験しないと、AIの真の価値は理解できないということ。

 工学系教育は、机上の学習より“実習や実験”を重視する。工学系出身の専門家は“習うより慣れよ”で技術を身に着けており、本を読んだだけの“頭でっかち”ではない。[ #習うより慣れよ ]

 そんな事情もあり、工学系出身の専門家は実際の役に立つ人が多い。

 つまり、岸田首相などの工学的素養のない人がAIの本を読んでも、大して意味はないと思います。要するに、単なるカッコつけにしかなりません。


 私は、最近、マイクロソフトの“Bing AI”を愛用しています。これは、なかなかの“優れもの”。

 AIは、“あらゆる関連情報を学習するシステム”です。しかも、常に学習を積み重ねていくので、時間が経てばだんだん頭が良くなっていくというシステム

 こうなると、普通の人では、とてもじゃないが真正面からはAIに太刀打ちできない。AIに反発するのではなく、自分なりのやり方で活用するのが得策なのです。

#コラム #ブログ #天眼流 #天の邪鬼 #共感工房


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