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題... いつか来た道 … 末期的症状

◆ 加藤の乱の頃の自民党主流派の手口と似てきました。

~~< 以下 引用 >~~   ■ 自民総裁選 「取材対応自粛を」党が都道府県連に文書 ⇒ http://bit.ly/2MoNW7C     自民党総裁選について、同党総裁選挙管理委員会が都道府県連の幹事長らに対し、報道機関によるアンケートへの対応を自粛するように求める文書を出していた。党は「報道規制ではない」としているが、文書を理由に取材を拒否されるケースも出ている。

◆ こんなマスコミ対策は、守旧派連中が常用する伝統的手口。

 自民党守旧派の力がピークにきている兆候に見えます。つまり、安倍-麻生政権は改革派の政権ではなく、むしろ典型的な守旧派の政権だということ。
 小泉純一郎氏流の表現では、安倍-麻生政権は、紛れもない“抵抗勢力”。抵抗勢力が最も重視するのは、“自由・平等”からはほど遠い、“利権”なのです。[#利権]
 守旧派(抵抗勢力)の人たちは、自分たちが苦労して手に入れた利権がおかされるのを嫌います。利権がおかされそうになると、見境ないほどに締めつけてきます。
 蛇足ですが、守旧派と保守派は根本的なスタンスが違います。保守派は歴史や伝統や格式などを重視しますが、守旧派が重視するのは利権です。(→ 注1)
 森友・加計騒動なども安倍首相が教育行政を利権としてとらえている証拠。彼らは、たとえば、原子力政策なども利権としてとらえています。

◆ 私の頭には、加藤の乱の頃の政治情勢が甦ってきました。

 当時の自民党は守旧派の天下。あの頃の自民党では、野中広務氏が実力者として目立っていました。彼は幹事長も務めたりしていましたが、私の印象では“改革嫌い”の人。
 当時は自民党にも元気者が多く、自由な雰囲気もありました。若手などは、テレビの政治番組に積極的に出て言いたい放題のことを言うのが当たり前でした。
 田原総一朗氏などの政治評論家の全盛時代で、政治専門の番組なども多かった気がします。みんなそんな番組に出て、自分の党の悪口的なことも平気で口にしていました。
 なので、これでは党の結束が乱れるとばかりに“テレビ出演禁止令”が出されました。要するに、“テレビに出て勝手なことを言うのはまかりならん”ということ
 ちなみに、現代はネット全盛の時代なので、必ずしもテレビなどの既存メディアに固執する必要はありません。
 まぁ、余談はともかく、何となく、あの頃の自民党と似てきた雰囲気を感じます。つまり、これは、政権の末期的症状ととらえることもできそうです。[#末期的症状]
 今なら、世論を動かせるほどの説得力がある小泉進次郎氏などが石破氏を“世話女房的”なほどに支援してくれれば、石破氏の自民党総裁も可能とは思うのですが …

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●(注1)  安倍首相が利権に奔走する守旧派の人だということについては、2014.2.27のブログ『保守と守旧はかなり違う』をご覧ください。[→ http://bit.ly/2p2EWMp


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