天の邪鬼’ @PKOの日報問題と同じパターンのようです


◆ 実は、何らかの形で記録はありそうな予感がする。

~~< 以下 引用 >~~  ■ 加計幹部ら発言の速記録「存在しない」特区WGで内閣府 ⇒ http://bit.ly/2vFjt0z ■    政府の国家戦略特区ワーキンググループ(WG、八田達夫座長)が開いた会合に学校法人・加計学園の幹部らが同席・発言していたものの、公表された議事要旨に記載がない問題で、内閣府は7日、議事要旨作成のもととなった速記録について「用済みになったので存在しない」と明らかにした。録音記録もないとしている。  ヒアリングでの学園側の発言は、政府の公式記録としては一切残らないことになる。  政府の公文書管理のあり方が改めて問われそうだ。


◆ 記録がない(→ 廃棄した)などありえません。

 “南スーダンのPKOに派遣された陸上自衛隊部隊の日報問題”と似たような構図を感じます。“あるけれども表沙汰にしたらまずいので、ないことにしておけ”という印象
 官僚が事務局をする公のプロジェクトのヒアリングで本当に記録がないとしたら、それは、まさに“職務怠慢の役割放棄”。私は、そんな官僚は懲戒免職ものだと思います。[#職務怠慢]
 そもそも、官僚の仕事の基本は“事務行政”。官僚のことを“事務方”というのは、そのため。手続きをし、書類を作成したり、記録や統計をとるのが彼らの役割なのです。
 語弊もありますが、官僚は、自分で考えてはいけない人たち。記録をとる人たちです。


◆ だから、考えることは、“専門委員会”などの専門チームを設置してその人たちに考えてもらうのです。

 政府の国家戦略特区ワーキンググループも、そんな専門委員会的なもののひとつだと思います。おそらく、そこの事務局は官僚がやっている。ならば、必ず記録はある。
 私は、市町村の計画策定などの際にヒアリングをするときには、発言は必ずテープに録音する。グループヒアリングでは、複数のレコーダーで録音します。[#ヒアリング]
 その後、“テープ起こし”をして完全な議事録にして事務局などにも提出したら、テープは破棄しますが、それまでは破棄することはありません。


◆ ヒアリングをした本人が知らないわけはありません。

 グループヒアリングなどの際は、誰がどの発言をしたかはあえて議事録にしないこともありますが、それは、体裁としてそうするだけのこと。
 発言自体は必ず記録に残します。まぁ、名前を伏せても、関係者なら誰がどの発言をしたかなどは容易に想像がつきます。関係者内の秘密の約束ごとにすぎません。
 そんなやり方が、行政コンサルとして公の仕事をするときの基本的なやり方。私のコンサル仲間の多くも、似たようなやり方をします。
 内閣府が“存在しない”と言い張るなら、“証人喚問”してでも真相を追及すべき。それもしないようなら、そのプロジェクトはうさん臭いプロジェクトの極致。(→ 注1)
 そんな取り組みは、即、取りやめにすべきです。
 余談ですが、ヒアリングに呼ばれても、自分が言ったことがわかったらまずいことになるようなことは、死んでも言ってはダメなのです。取り返しはできません。

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●(注1)  “国家戦略特区ワーキンググループ”がうさん臭いということについては、2017.8.7のブログ 『まさに、“偽善者”のような人たちなのですね』をご覧ください。[→ http://bit.ly/2vFFXhF


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