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題... EU諸国も一枚岩というわけではない

◆ 一枚岩からはほど遠いEU諸国らしい。

~~< 以下 引用 >~~   ■ ハンガリー首相の「混血の国は望まない」発言 「まさにナチスの物言い」と側近辞任 ⇒ https://bbc.in/3oCxINL ■

 ハンガリーのオルバン・ヴィクトル首相が「混血の」国になることを望まないと発言したことを受け、首相の側近の1人が26日、辞任した(編集部注:ハンガリーの名前は日本と同じ、姓+名の順番のため、そのように表記しています)。

●「ナチスそのものの物言い」

 その中でオルバン首相は、欧州人は自由に混ざり合ってもいいが、欧州人と非欧州人が混ざり合うことで「混血の世界」が生まれると発言。「我々は(欧州人同士が)混ざり合うことは望むが、混血の人間が生まれることは望んでいない」と述べた。

●ロシアのガス輸入増量を検討

 オルバン氏はウクライナでの戦争についても言及し、西側諸国の支援は失敗した、対ロシア制裁は効いていないと指摘。和平交渉が優先されるべきだと主張した。

 ロシアのウラジーミル・プーチン大統領と良好な関係を維持してきたオルバン氏は、EU加盟国の指導者として唯一、ウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領を公然と批判している。

 他のEU加盟国は、ロシア産エネルギーを輸入し続けることがロシアに軍資金を提供するに等しいというゼレンスキー大統領などの批判を受けて、ロシアからの天然ガス輸入を大幅に減らすことで合意した。しかしオルバン政権からは今月半ばに外相がモスクワを訪れ、ガス輸入拡大についてロシア政府と協議した。


◆ “和平交渉が優先されるべき”という主張は一理ある。

 そのためには、ゼレンスキー氏が折れることが大切になります。ゼレンスキー氏が頑なに和平交渉の席につかないとなると、和平交渉はできない

 どうしても戦争を続けたいなら、周辺国に援助を強要しないで独力でやればいい。要するに、ゼレンスキー氏の頑なさは、周辺国にとっては“傍迷惑”なだけなのです。[ #傍迷惑 ]

 わが国も、かつて、ゼレンスキー氏と同じ失敗をしました。太平洋戦争のこと。敗戦の時、わが国の昭和天皇は、反省の弁を述べられました(と、私は理解しています)。

 “実力の足りないわが国は、耐え難きを耐え忍び難きを忍んで国民にがまんを強いてきたが、力が足りなかった。国民に責任はない。”と自分の首を差し出されました。

 アメリカも賢かった。日本という国は天皇の仁徳によって国が構築されていると悟ったのでしょう。天皇を戦犯として処分するのではなく、発展的に活用する途を選びました。


◆ 蛇足ですが、ロシアのエネルギー大国として持ち味を最大限に生かした戦略は見事だと思います。

 核兵器は世界一でも、今のロシアは必ずしも軍事大国というわけではない。軍事予算面では、日本やフランスなどと同程度で、アメリカと中国両巨頭の足元にも及ばない。[ #軍事大国 ]

 でも、エネルギーに関しては超大国で、特に天然ガスの供給についてはEU諸国の需要を一手に引き受けている印象です。[ #エネルギー大国 ]

 ロシアからの天然ガスの供給が止まれば、EU諸国は経済も生活も大打撃を受けてしまう。つまり、それは、ロシア流の“エネルギー制裁”なのですね。[ #エネルギー制裁 ]

 ロシアのエネルギー供給が止まっても困らないのは、自前でエネルギーを何とか出来る米英両国だけ。だから、米英両国はウクライナにしつこく武器支援するのだと思います。

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●(注1)  昭和天皇が国民に発せられた敗戦の教訓については、2022.04.18の『ウクライナ政府は往生際が悪い』をご覧ください。[→ https://bit.ly/3acOdfn ]

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