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題... 日本では役割に忠実なことが美徳なのです

◆ 昨日、アマゾンプライムで"HACHI 約束の犬"という映画を見ました。

 だいぶ前アメリカで作られた映画のようですが、私は、はじめて見ました。何と、"忠犬ハチ公"をアメリカ風に描いた映画でした。
 話はまぎれもなく忠犬ハチ公そのもの。実際に秋田犬が出ていました。"人なつっこくて、役割に忠実な秋田犬"をうまく描いてあり、良くできた映画でした。
 この映画がアメリカ人にウケたかどうかは知りませんが、日本人にウケることは確か。私も、久しぶりに感動しました。
 日本人は、"ご主人様そのものに忠実と言うより、与えられた役割に忠実なこと"を最大の美徳と考えるのだと思います。[#役割に忠実]
 そこらあたりが、日本人の気質が外国人と違うところだと思います。

◆ 日本は、“自分ファースト”でも“他人ファースト”でもない、“役割ファースト”の国。

 そう考えると、"日大のアメフトの悪質タックル騒動"で、加害選手がさほど非難されずに指導者に批判が集中したのもうなずける。被害者側まで加害選手を庇っていました。
 加害選手は自分であんなプレイを思いついたというわけではなく、単に与えられた役割を忠実にこなそうとしただけだと、多くの日本人が受け取ったのだと思います。[#役割意識]
 アメリカ人では考えられないような、とんでもないプレイ。自分でどうすべきかを考える人には、あんなプレイはできません。もはや、スポーツの域を出たプレイ。
 また、安倍首相の“モリカケ大騒動”がおさまらないのも、当然。冷静に考えれば、それほど大げさな問題でもないとも感じますが、日本人はどうにもスカッとしない。
 日本人は、首相がめざすべきは国民全体の幸福だと考えるのだと思います。首相は、あくまでも、特定の個人の幸福ではなく国民全体の幸福をめざす役割なのです。


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