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題... そうなるのはわかっていたのです

◆ やはり、そんなことになっていたようです。

~~< 以下 引用 >~~   ■ ベトナム実習生、再就職相談増加 強いられる「辞職」も―コロナ禍で問題浮き彫り ⇒ https://bit.ly/3cryubl     新型コロナウイルスの影響で失職したベトナム人技能実習生から、支援団体への再就職の相談が増加している。実習生らを支援するNPO法人「日越ともいき支援会」(東京都)には昨年9月以降、400人以上が相談しているという。   同会の吉水慈豊代表によると、実習先の企業に「辞職」を強いられた実習中断者か失踪者が半数以上を占める。吉水さんは「便利な労働力として扱う企業やコミュニケーションの不足など、コロナ禍で問題が浮き彫りになっている」と話す。


◆ 気になったので調べてみたら、400人はものの数ではない。

 実は、2020年6月時点では、ベトナムからの技能実習生は 約220,000人、留学生は 約66,000人が日本に在留していたらしい。[ #ベトナムからの技能実習生 ]
 各国から日本に技能実習生が来ていますが、全体の半分以上がベトナムからの技能実習生。もはや、日本は、ベトナム抜きでは成り立ちません。(→ 注1)
 両方合わせて 300,000人近い。すごい数。留学生と言っても、ビザの都合でそうなっていますが、実質的には“労働力”として日本に来ている人が多い現状。(→ 注2)
 もちろん、職業技能を実習するとか学校で学問や技術などを勉強するなどの目的の人がいるのは当然ですが、実態としては、彼らは労働力だと思います。


◆ 彼らが働いている工場などは、比較的賃金水準が低い工場が多い。

 私の知る限りでは、彼らが働いている工場は“最低賃金”レベルの仕事のようです。たとえば、当地なら、今は時給842円が最低金額になります。[ #最低賃金 ]
 8時間労働として月に22日働けば、148,000円。これが彼らの額面の月例賃金。
 実習先とどんな契約の詳細になっているのかまでは知りませんが、家賃なども自分で負担するとなると、生活はかなり苦しくなると思います。
 ということで、もし彼らが日本からいなくなれば、それこそ、日本も一大事になります。日本の競争力の弱い工場などは、バタバタ潰れることになるかもしれません。

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●(注1)  技能実習生の統計などについては、2021.03.17のコラム記事 『法務省統計「特定技能在留外国人数」から紐解く「特定技能」の現状』をご覧ください。[→ https://bit.ly/3wcHCbJ
●(注2)  外国人労働者の問題などについては、2019.07.01のブログ 『最低賃金上げが真剣な議論になりそう』をご覧ください。[→ https://bit.ly/3wfT8TE

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