天の邪鬼’ @アメリカの超一流大学はやることが違う


◆ さすが、という感じ。アメリカの大学は、やることの発想自体が違います。

~~< 以下 引用 >~~   ■ 小林麻央さんブログ、名門大学に保存決定 海老蔵「家族としてとても感謝」 ⇒ http://bit.ly/2glmhqg ■     6月22日に亡くなった小林麻央さん(享年34)のブログ『KOKORO.』が、米・スタンフォード大学の東アジア図書館のウェブアーカイブコレクションに選出され、保存されることが30日、明らかになった。   全米屈指の名門大学のキャンパス内にある同図書館は、現在の日本社会においてその時代を反映する意義ある代表的なブログやウェブサイトを、ウェブアーカイブに加える活動を行ってきた。    これまでに脳科学者の茂木健一郎氏、哲学者の内田樹氏、政治評論家の田原総一朗氏などのブログ保存されており、アーカイブとなった情報は、同大学において今後の重要な研究の情報源となっている。


◆ 私は小林麻央さんのブログは読んだことがなくて恐縮ですが、日本研究のかっこうのネタになると思います。

 私は、スタンフォード大学がそんなことをしているとは知りませんでした。たぶん、“コンテントアナリシス(内容分析)”のためのデータベースのようなものなのでしょう。
 目のつけどころがいい。日々のちょっとしたことを書き綴るブログにこそ、真実や社会のトレンドなどが隠れているという発想こそが、まさに、コンテントアナリシスの発想。[#コンテントアナリシス]
 アメリカは、大学レベルでもやることのスケールがでかい。そもそも、コンテントアナリシスが注目されはじめたのは、第二次世界大戦時代にさかのぼります。(→ 注1)


◆ そう言えば、私のコラムも、以前にマイクロソフト社のデータベースに収録されました。

 まだ“ブログ”が一般に普及していなかったの20年近く前の話。
 ある日突然、マイクロソフト社のシアトルの本社から、私が自分のホームページに毎日のように書き綴ったコラム全部を、社内の“コーパス”データベースに収録させてくれと言ってきました。[#コーパス]
 必ずしも私のコラムの内容が特別抜きんでていたわけではないと思います。
 単に、日本人の“ものの考え方(→ この場合、文章表現の仕方?)”を研究するためのデータベースの一部としての価値を認めてくれたのだと思います。 
 でも、マイクロソフトほどの会社に目をつけられて、うれしかったのを覚えています。(→ 注2)
 私からは何もアプローチしていないのに、勝手に私のホームページを探し出してきました。マイクロソフトクラスの企業は、あらゆるチャンネルで情報収集しています。
 私は、ふたつ返事でOK。意外だったのは、その後で分厚い契約書と1000ドルの小切手が送られてきたこと。アメリカ企業は、何でもビジネスとして処理するのですね。


◆ まぁ、余談はともかく、私も、スタンフォード大学のウェブアーカイブに収録されるように、がんばって書き続けることにしようと思います。

 私の膨大なブログには、幅広い分野に関することが書いてあります。私のブログが、スタンフォード大学の日本研究の一助にでもなれば、うれしい限り。[#日本研究]
 私のブログは、日本人の価値観を知るための大切なネタになるはずです。

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●(注1) “コンテントアナリシス”のことなどについては、2006.5.26のブログ 『コンテントアナリシス』をご覧ください。[→ http://bit.ly/2vviotb
●(注2) “コーパス”のことなどについては、2013.5.23のブログ 『私に頼みに来ればいい』をご覧ください。[→ http://bit.ly/2iLBLIv


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