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題... ショルツ首相の指摘は的を射ています

◆ 私も、ショルツ首相の考え方に賛成です。

~~< 以下 引用 >~~   ■NATO、ロシアの軍事衝突回避が最優先 重火器譲渡拒む独首相 ⇒ https://bit.ly/3rI1rH2 ■

 ドイツのショルツ首相は22日、ウクライナ戦争に関連し、北大西洋条約機構(NATO)は第3次世界大戦につながり得るロシアとの直接的な軍事衝突を回避しなければならないとの認識を示した。

 取るべき措置を非常に注意深く吟味し、ほかの国と密接に調整する対応がますます重要になっているゆえんであるとし、「ロシアとNATOの間の緊張激化を防ぐことが私にとっては最優先課題」と論じた。

 その上で、この考えに基づき世論調査の結果にこだわらず、甲高い要求に自らがいらだたないようにしていると説明。「間違いを起こした場合、その結果は極めて重大なものになる」とも説いた。


◆ ドイツとフランスは、以前からそんな考え方だったのだと思います。

 だから、ウクライナのNATO加盟も、NATO諸国の多くはウクライナの加盟を期待していたのに、あえて、各国を説得してウクライナの加盟に反対していたのですね。

 要は、ドイツとフランスは、現状維持がロシアとNATO双方に居心地がいいと考えている。そこらあたりが、アメリカ流の覇権主義も好きではないドイツやフランスらしい。

 私は、イラク戦争を思い出してしまいました。あの戦争も、後になって、イギリスとアメリカの“勇み足の戦争”だったとわかりました。[ #勇み足の戦争 ]

 あの時も、ドイツとフランスはアメリカとイギリスに同調しませんでしたが、日本の小泉首相は、アメリカの“ショー・ザ・フラッグ”の煽りにまんまと乗せられました。[ #ショーザフラッグ ]

 そこが、“裏に潜むややこしい事情”を考えるのが得意ではない小泉首相らしい。私は、そんな裏事情のない小泉首相の単純で一徹なところが好きで、彼のことばは信用できる。


◆ もちろん、ウクライナもそんなことくらいはしっかり感じていると思います。

 なので、イギリスのジョンソン首相のキエフ訪問は大歓迎していましたが、ドイツやフランスのウクライナ訪問は門前払いしたのだと思います。

 ドイツやフランスの面会を受け入れれば、ロシアに有利な停戦合意案を断り切れなくなる恐れもある。ドイツもフランスも、戦地にまで会いに行けば、手ぶらでは帰れない。

 そもそも、冷静に考えれば、同盟関係のない国にまでミサイルや戦車や戦闘機などを送ってくれとの主張は、私流に見れば常軌を逸しています。[ #常軌を逸する ]

 厚かましいのを通り過ぎ、無関係な人を殺し合いに巻き込もうとしているようにしか見えません。私は、ドイツがウクライナにヘルメットを送った気持ちは良く理解できます。

 あれは、“周りへの傍迷惑も考えたらどうですか”という、遠回しのアドバイスだったのです。いやはや、国際的な政治の駆け引きはややこしてわかりにくい。[ #周りへの傍迷惑 ]

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