共感工房 “アメリカが陥っている深い闇なのです”

◆ これは、アメリカが陥っている深い闇の影響だと思います。

~~< 以下 引用 >~~   ■ トランプ氏、再び暗殺未遂 ゴルフ中警護が発砲、本人は無事―銃で狙った58歳男拘束・米 ⇒ https://x.gd/svtGH ■

 米南部フロリダ州のゴルフ場で15日午後1時半(日本時間16日午前2時半)ごろ、プレー中だったトランプ前大統領を警護していた大統領警護隊(シークレットサービス)が発砲した。

 トランプ氏が銃で狙われていたためで、連邦捜査局(FBI)は暗殺未遂の可能性があるとみて捜査している。トランプ氏にけがはなかった。

 事件が起きたのは、トランプ氏がフロリダ州ウエストパームビーチに所有するゴルフ場。警護官が銃を向けている容疑者に気付いて4~6回発砲した。容疑者が銃撃に及んでいたかどうかは不明。容疑者は車で逃走したが、地元当局が発見し、高速道路上で拘束した。


◆ 要するに、アメリカはみんなが銃を気軽に使うことが出来る国です。

 アメリカは銃によってつくられてきた国(→ 注1)

 気にくわない奴は銃で撃ち殺しても良いという価値観の国だと思います。もちろん、撃ち殺すのは犯罪。そんなことをすれば、当然、警察などに捕まってしまいます。

 でも、それは、警察に捕まるというだけ。それが、社会的な悪という意識は乏しい。そう考えると、むしろ、この事件はアメリカの大学や学校などで頻発する“銃の乱射事件”と似ています。[ #銃の乱射事件 ]


 今回の銃撃未遂事件では、照準器付きのAK47自動小銃が押収されたほか、ゴルフ場を仕切るフェンスにセラミックのタイルが入ったバックパック二つが掛けられていた。[ #AK47 ]

 誰でもが比較的簡単に入手できる銃や戦闘グッズなどのようです。要は、この犯人も、単に目立ちたがりで社会に不満を持った銃撃マニアだったということだと思います。


◆ 蛇足ですが、前回のトランプ氏銃撃事件で使用された銃はAR15でした。

 AK47もAR15も軍隊向けの、いわゆる突撃銃。現代の突撃銃は信頼性最優先で、砂漠やジャングルなどでもメンテナンスが簡単で故障しにくいことが求められています。

 そして、比較的近距離で大勢の敵と撃ち合う時に重視される連発性が重視されています。要するに、“弾幕をはる”のです。

 そんな面では両方とも“名銃”と言って良いと思いますが、“狙撃用の銃”というわけではない。狙撃の専門家は、普通、そんな銃は使いません。[ #狙撃用の銃 ]

 “マネゴト”で満足するマニアならそんな銃でもかまいませんが、“一撃必殺”の銃撃のプロはそんな銃は使いません。[ #一撃必殺 ]

 特に、専門の警護が大勢ついている有名人なら銃撃はのチャンスは限られるので、突撃銃の類の銃では銃撃が成功する確率は低くなります

 私なら、遠距離の命中精度が良くて1発の威力も高い狙撃専用の銃を使います。そんな銃なら、成功の確率が高い。もちろん、そんな銃は値段も高い。


 それにしても、ある意味、トランプ氏はついています。折に触れて銃撃マニアにターゲットにされ、それをうまく利用して、劣勢になった選挙戦を有利に演出します

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●(注1)  アメリカが銃で作られてきた国云々については、2024.09.15のブログ『トランプ氏は良識というものがない』をご覧ください。[→ https://x.gd/usXVO ]

#コラム #ブログ #天眼流 #天の邪鬼 #共感工房

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