共感工房 “私はベトナムの考え方が好きです”

◆ まぁ、そうなりましょう。

~~< 以下 引用 >~~   ■ ロシアから武器輸入図る ベトナム政府、米紙報道 ⇒ https://is.gd/8nEZ6y ■

 米紙ニューヨーク・タイムズ電子版は9日、ベトナムが秘密裏にロシアからの武器輸入を図っていたことが分かったと報じた。軍装備の近代化を図り、両国の合弁企業を経由して決済することを提案していた。ベトナム財務省の内部文書を入手し判明。

 バイデン大統領は10日にベトナムを訪問し、最高指導者のグエン・フー・チョン共産党書記長や政府高官と会談。関係強化を図り、インド太平洋地域で台頭する中国に対抗する狙いがあるが、米中の対立構図から距離を置くベトナムを引き入れることの難しさが浮き彫りになった。


◆ 振り返ってみれば、アメリカはベトナムに対してずいぶんひどいことをしてきました。

 話は“ベトナム戦争”にさかのぼります。いわゆる“ドミノ理論”がやかましかった頃の話。[ #ドミノ理論 ]

 ドミノ理論とは、ある一国が共産主義化すればドミノ倒しのように隣接する国々も共産主義化するという考え方のこと。

 アメリカは、やっと朝鮮戦争が一段落したのに、ここでベトナム戦争に敗北すれば東アジアは一気に共産化してしまうと思い込んでしまったのでしょう。

 アメリカは当時の主力爆撃機のB52などで北ベトナムを焼け野が原にする物量大作戦をめざしました。それどころか、化学兵器の先駆けの“枯葉剤”まで大々的に使いました。[ #枯葉剤 ]

 でも、ベトナムは、“ベトコン”云々と言われていたゲリラ戦法で応戦し、その結果、アメリカはベトナムから完全徹底。要は、アメリカはベトナム戦争に負けたのです。


◆ アメリカのやったことは、今になって考えると、“戦争犯罪”と言えるほどひどいことをしたのだと思います。

 そんなことまで考えると、今、ロシアがウクライナでやろうとしていることなど他愛もないレベルの話だという気もします。

 枯葉剤は非人道的な化学兵器。ベトナムでは、その影響で今も奇形児などが生まれている。そんなひどい仕打ちをしてきたアメリカですが、敗戦後も充分な補償はしていない。

 過去をきちんと清算しないままに、ロシアや中国の台頭に対抗するためにアメリカと協調していこうなどと言っても、ベトナムが素直に了解してくれるわけはない。

 ベトナムとしては、ベトナム戦争を支援してくれたロシアの方がアメリカよりも何倍も信頼できるのだと思います。

 私は、そんな“矜持”が感じられるベトナムの考え方が好き。天の邪鬼な私が一番好きな国。何しろ、世界で唯一、天下無敵の圧倒的軍事力のアメリカと戦争して勝った国。[ #アメリカに勝った国 ]

#コラム #ブログ #天眼流 #天の邪鬼 #共感工房

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