見出し画像

題... アベノミクスを修正せよ

◆ 安倍晋三氏銃殺事件の処理が一段落したら、早急に、取り組んでもらいたい。

~~< 以下 引用 >~~   ■ 「アベノミクス」修正観測も 大規模緩和、当面は継続―政府・日銀【22参院選】 ⇒ https://bit.ly/3P5oRQj ■

 参院選で自民党が大勝し、岸田文雄政権の基盤は固まった。経済政策では物価高への対応が課題だが、日銀の大規模金融緩和策は当面、継続される公算が大きい。

 ただ、市場では、投開票直前に銃撃され死去した安倍晋三元首相が推し進めた「アベノミクス」修正への観測もくすぶる。政府・日銀が「第1の矢」である積極緩和路線から転換するのか、黒田東彦日銀総裁の後任人事が試金石となる。

 アベノミクスのけん引役として日銀が「異次元緩和」に踏み切ってから9年余りが経過。国債の大量購入を続けた結果、日銀の保有額は約520兆円と発行総額の半分を占め、財政規律の緩みも懸念されている。


◆ アベノミクスは“三本の矢”が必要とされていました。

 そもそも、アベノミクスでは“三本の矢”と称して、“大胆な金融緩和、機動的な財政政策、民間投資を増やす成長戦略”を謳っていました。(→ 注1)

 そして、実際に行われたのは、大胆な金融緩和(異次元の金融緩和)と機動的な財政政策だけで、一番大切な民間投資を増やす成長戦略については何も行われませんでした。[ #一番大切な成長戦略 ]

 1と2については、政策担当者(政権)がそうすると言えば簡単なこと。もちろん、国会で多少もめることがあっても、野党にもそれをやめさせるほどの論客はいない。

 ところが3は、民間企業などが政府を信用して投資してくれないと実現できない。政府が何も取り組む気配も見せないのでは、民間企業は投資したくてもできない。


◆ それに、私の感性では、1と2は一時しのぎの政策だろうと思っていました。

 たとえば原発をやめて日本のエネルギー(電力)を抜本的に変更するには、少なくとも5~10年くらいのスパンは必要。それに、莫大な投資も必要になる。[ #10年スパン ]

 その間の一時しのぎとして、一定期間は1と2も必要になろう。でも、それを10年も続けるというわけにはいかない。

 10年もの長期で何もしないのでは、さすがに世界も呆れてしまう。そして、日本経済は次第に破滅に近づいていく。[ #破滅に近づく ]

 結果としては、円は次第に国際的な価値が薄れていき、日本の賃金水準は先進国で最下位どころか、発展途上国並みに落ちぶれてしまいました。

 すべて、アベノミクスが蒔いた種なのです。

 私はアベノミクス当初からそうなりそうな予感がしていたので、安倍首相-麻生副首相-黒田日銀総裁を“超三バカトリオ”などと揶揄していました。(→ 注2)

~~~~~

●(注1)  アベノミクスの三本の矢については、2020.09.14のブログ『社会経済の根幹に関わる分野の成長戦略が大切』をご覧ください。[→ https://bit.ly/3kiwhzK ]

●(注2)  “超三バカトリオ”については、2022.06.14のブログ 『役割を放棄した日本銀行』をご覧ください。[→ https://bit.ly/3uEStvw ]

#コラム #ブログ #天眼流 #天の邪鬼 #共感工房

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?