【横浜旅行】写真で振り返る横浜セグウェイツアー
まわりの誰からも「絶対乗れない」と言われ続けたセグウェイ。
「大自然の中をセグウェイで駆け抜けたい」という願望は、8月に十勝千年の森で叶って以来、すっかりセグウェイにハマっている。
※セグウェイ…前後に体重を移動することで前進・停止・スピード調整ができ、ハンドルを進みたい方向へ傾けることで方向転換ができる乗り物。
十勝千年の森のセグウェイガイドツアーは、全部で5コースある。
もちろん全制覇を狙っているので、来年も行くと決めているが「年内にもう1度セグウェイに乗りたい」という気持ちが抑えきれず、虎視眈々とその機会を狙っていた。
今回狙いを定めたのは十勝千年の森の自然とはロケーションが真逆の都会。
公道を走る横浜セグウェイツアーである。
パーソナルモビリティツアー公道実証実験として参加するもので、横浜の人気エリアをセグウェイで巡ることができ、十勝千年の森のガイドさんに話を聞いてからずっと興味を持っていた。
ちょうど群馬旅行の最終日がフリーで移動時間などを調べたら問題なく参加できると判明!
「ひとり参加でも大丈夫かな?」と一瞬不安も襲ってきたが、思い切って申し込んでみた。
このnoteではツアー中に撮影いただいた写真を中心に、横浜セグウェイツアーの魅力を少しでも伝えていけたらという想いで書き進めてみたいと思う。
集合場所はナビオス横浜
横浜セグウェイツアーは、ツアー開始10分前までにナビオス横浜に集合する。
最寄り駅は、みなとみらい線・馬車道駅。
馬車道駅4番出口を出て直進で5分と、方向音痴の私でも迷わず行ける便利な場所である。
ただ大きなスーツケースなどの荷物を持っている時は要注意!
馬車道駅にコインロッカーはあるが、大き目な荷物を入れるロッカーは少ない。
ツアー中は大きな荷物を預けるところがなく、事前に何とかしなければならないため一瞬焦ったが、すぐにロッカーがたくさんあるであろう場所を思い出した。
「みなとみらいのショッピングなら、横浜ワールドポート」と聞いたことがあったので、きっとロッカーもたくさんあるだろうと思ったら想像以上にたくさんあって一安心。
無事に荷物も預けることができ、3分ほど歩いて集合場所のナビオス横浜に向かった。
ロビーで待つこと5分。
特に貼り紙などがあるわけではないので、集合場所がここで大丈夫なのか多少不安になったが、セグウェイっぽい服装をしている方が「セグウェイツアーにご参加の方ですか?」と笑顔で声をかけてくれるので心配ない。
さて、いよいよツアーが始まるわけであるが…
今回ツアーに参加したのは平日ということもあって、参加者はなんと私だけ。
しかもガイドさんは2名と超贅沢なツアーだと知り、ただただ恐縮…の反面、素直にラッキーだと嬉しい気持ちに。ありがたい限りである。
恐縮と嬉しさを交互に感じながら、ロビーでツアーの説明を受けたり、同意書へのサインをし、事前講習を受ける場所に移動した。
事前講習をガイドさんの神指導で乗り切る
今回担当してくれたガイドさんは、じょんさんときせっちさんのおふたり。
主にじょんさんが指導してくださり、きせっちさんはポイントポイントでの的確なサポートとツアー中の写真を撮影してくれた。(写真はツアー1時間後に全部無料でDLできる素敵さ。)
事前講習はナビオス横浜の横で、普通に人通りが多い場所なので、結構というか相当人に見られながらの受講だが、講習中はセグウェイに夢中なのでそんなに気にはならないと思う。
まずは口頭で横浜セグウェイツアーの概要やセグウェイの注意事項などを教わる。
「パリやローマ、コペンハーゲンなど世界1,000ヵ所以上で開催されている人気体験プログラムであること」や「公道を走るためセグウェイにはナンバープレートが付いていること」などを興味深いことばかりだった。
特にスケッチブックにまとめられた内容がイラスト入りで分かりやすく、とても印象に残っている。
一通りの説明を受けた後は、いよいよ実践!
セグウェイの上に真っすぐ乗り、停止するところから練習が始まった。
8月以来のセグウェイだったが、ガイドのじょんさんのサポートもあり、難なく乗ることに成功。
ただ重心がぶれてしまって、その場に停止していることがなかなかできなかった。
ややしばらく重心のかけ方を練習し、止まれるようになってからは少しずつ走行練習へ。
十勝千年の森で割とスピード出しながらセグウェイに乗っていた感覚が残っていて、ゆっくり進むことに苦労した。
また小回りでまわることもなかなかできず、何度も繰り返し練習することに。
都会の公道は道が狭く、障害物も多いので小回りが利かないと危険すぎるのである。
道に置かれたポイントの間をS字でゆっくり走る練習にも苦戦したが、ガイドのじょんさんが言う通り、目線と重心に気をつけることで徐々にコツを掴んでうまく進めるようになっていった。
目線はまっすぐで下を向かないこと。
私は普段から右に傾く習性があるので左を意識して体重をかけること。
この2点を意識できるようになると、思うようにセグウェイをコントロールすることができるようになってきた。
事前講習で一番得意だったのは斜め斜面の走行で、これは十勝千年の森でも上手にできていたところだったで、変な力が抜けて安定して走行できたのだと思う。
「できる」と信じるだけでリラックスできて身体の状態も整ってくる、そんな体感ができた瞬間だった。
「このままでは公道に出れない」とめげそうになったり、なかなかうまくできない時もガイドさんが「どうしてできなかったのか」「どうしたらできるのか」を繰り返し根気よく教えてくれるので、私のように不器用で要領が悪い運動音痴でも事前講習は修了できる。
こうしてガイドさんの神指導のおかげで、実際に公道に出れるようになった。
万国橋通り~汽車道へ
事前講習後は、いよいよ横浜セグウェイツアースタート!
ナビオス横浜を出発し、万国橋通りを直進しながら馬車道駅を目指す。
平日ということもあり人通りは少ないもののやはり都会の横浜、いたるところに人がたくさんいるのでご迷惑をかけないようにゆっくり慎重に走行した。
公道なので段差も多いが、怖がらずに膝を柔らかく曲げるイメージで乗れば全く問題なく走行し続けられる。
馬車道駅を右折し、今度はみなとみらい大通りを直進。
北仲橋を越えて、汽車道を目指した。
汽車道は、1911年に開通した臨港鉄道の一部(約500m)を利用した海を渡る遊歩道である。
ロケーション抜群で左右両方とも眺めが良くて清々しい。
人気観光スポットということもあって人通りも多く賑わっていた。
運河パーク~大観覧車・コスモクロック21へ
汽車道を抜けた後は、運河越しに汽車道を眺めることができる運河パークを駆け抜けた。
6年前まで勤めていた会社の本社があるエリアなので、非常に懐かしい気持ちになりながらまわりの景色を楽しんだ。
2008年に約半年間、毎週末札幌から横浜までGCDF-Japanキャリアカウンセラーの資格取得のために通ったのも懐かしい。
私史上最高にワーカーホリックだった2008年。
このタイミングで約半年にわたり毎週末横浜に通っていたとは、今となっては我ながら恐ろしい(笑)
ただ、当時の記憶はあまりないのに感情だけは鮮明に残っていて、今の私の原動力にもなっているから後悔は全くなく感謝の気持ちしかない。
そんな昔の話を思い出しながら爽快に走行していると、突然目の前に大観覧車が飛び込んできた。
横浜のシンボルともいえるコスモクロック21である。
世界最大の時計型大観覧車で、全高112.5mという大きさで1度に480名も乗り込める。
真下から眺めても圧巻の大きさで、ただただ感動した。
横浜ハンマーヘッド~MARINE & WALK YOKOHAMAへ
セグウェイに乗って1時間近く。
このあたりから「セグウェイのコツがつかめてきたな」と実感できるようになってきた。
トンネルなども難なくクリアし、景色を楽しむ余裕も生まれてきた。
若干浮かれ気味に(しっかり安全運転で)走行を続け、オープンを6日後に控えた横浜ハンマーヘッドに到着。
新港ふ頭客船ターミナルや宿泊施設のインターコンチネンタル横浜Pier 8、数多くの飲食店などがある魅力的な複合型商業施設で、この日もプレオープニングセレモニーのような催しが行われていた。
さらに道を進むと人気スポットMARINE & WALK YOKOHAMAも見ることができて、このあたりから若干はしゃぎ気味(笑)
インスタなどで人気の「エンジェルウィングス」もチラ見できた。
(次回セグウェイに乗っていない時に絶対写真を撮りたい!)
横浜赤レンガ倉庫~BLUE BLUE YOKOHAMAへ
さらに走行を続けると横浜赤レンガ倉庫が見えてきた。
何度か来たことがある場所だが何もイベントをやっていない時に来たのは初めてで「こんなに広かったかな?」と思うほどの開放感。
ガイドのじょんさんの話によるとやはり週末は人通りも多く、スムーズに走行することができなかったり、イベントが開催されていると迂回することもあるらいしい。
「ゆっくり走行したいな」「セグウェイの運転に自信が持てないな」という方は、平日のツアーに参加することをオススメしたい。
ちなみに私が参加したのは平日の午後だが、混雑しているところはほとんどなかった。
こうして順調に走行を進めている途中、ガイドのじょんさんから「人気の撮影スポットで写真を撮ろう」とお声掛けいただいた。
それはフォトジェニックな壁が有名なBLUE BLUE YOKOHAMA。
倉庫をリノベーションしたショップで併設されたベーカリーカフェもある。
せっかくの人気スポットなので私も記念に1枚パチリ。
先に撮影していた方がいたので、青い壁のところでは撮影できなかったが、セグウェイに乗って写真に映る機会は滅多にないので貴重な経験ができた。
象の鼻テラスで小休憩
BLUE BLUE YOKOHAMAを後にし、走行を続けること5分ほど。
象の鼻のような形に見える象の鼻パークに到着した。
ちょうどコースの中間地点ということで、パーク内にある象の鼻テラスで小休憩を取ることに。
象の鼻テラスは、象をモチーフにしたかわいい空間で休憩スペースも広い。
ガイドのおふたりから馬車道十番館のビスカウトをいただき、暖かいホットティーでホッと一息。
ちなみに象の鼻テラスのカフェには象をモチーフにした「ゾウノハナソフトクリーム」など普段なら120%確実に注文するスイーツもあったので、ぜひ次回は食べてみたい!
象の鼻防波堤~横浜港・大さん橋へ
いよいよツアーも後半ルート。
まずは象の鼻防波堤に向かって走り始めた。
「横浜っぽいな」と感じる景色が目の前に広がり、見晴らしがとても良い。
象の鼻防波堤自体は走行していないが、景色を見れただけでも満足感が高い場所だった。
そしていよいよクライマックスの横浜港・大さん橋へ。
自転車等の乗り入れはNGな場所だが、許可を得ているセグウェイはOK!
一気に橋を駆け上ると…。
そこにはこの日一番の絶景が!!!
写真で伝えきれないのが本当に残念ではあるが、本当に絶景で言葉が出なくなるほどきれいだった。
歩いてこの地点まで来るのは少々道のりは長いが、歩けない距離でもないのでぜひ1度晴れている日に来て欲しいスポットである。
参加者1名+平日ということもあり時間にもゆとりがあったので、この絶景を心ゆくまで楽しむこともできて大満足!!!
天気にも恵まれ最高のロケーションで堪能することができた。
再びナビオス横浜へ
観光スポット巡りを終え、あとは再びナビオス横浜に戻るのみ。
十勝千年の森でもそうだったが、ツアー終了時間まであと30分というタイミングでやたら走行がうまくなるので、何とも名残惜しい気持ちになる。
と当時に「次はどこのツアーに参加しようかな」とか「また横浜の公道を走りたいな」という気持ちがむくむく湧き上がった。
帰路は特に目立った見どころはないのだが、何気ない景色の中にある横浜の歴史をガイドさんが丁寧に解説してくれるのもこのツアーの魅力である。
あっという間の約2時間。
横浜セグウェイツアーを終え、ナビオス横浜に戻ってきた。
ツアー終了後は、セグウェイジャパン直営ツアーログブックをいただきツアーコースの振り返りや他のエリアで開催されているセグウェイツアーの説明を受けた。
明るく優しいガイドのじょんさん、きせっちさんのおかげで、ひとり参加でも不安になることなく心からセグウェイを楽しむことができ感謝の気持ちでいっぱいである。
そして、またら来年十勝千年の森のステップ2と函館大沼公園のネイチャーガイドツアー(オフロードツアー)に参加するが今から楽しみで仕方がない。
番外編:馬車道グルメ情報(シンハ)
最後に、この日立ち寄ったカフェランチを紹介したい。
軽めのランチがいいなーと調べて見つけた馬車道駅から徒歩3分ほどの場所にあるシンハ。
紅茶専門店でアジアンテイストのメニューも楽しめるカフェである。
ランチメニューは3つあったが、私はスコーンが好きなので「スコーン&パンプキンスープ」で即決した。
食事の提供はオーダーから5分後くらい。
スコーンもサクサクで美味しかったが、特に好みだったのがパンプキンスープ。
あとちょっと甘めではあったが紅茶のゼリーも風味豊かで美味しかった。
セグウェイだからこそ、午後到着の半日でも濃密な横浜観光を楽しめたので、思い切って群馬から移動するスケジュールを組んでよかったと思っている。
セグウェイで巡ってみてゆっくり観光したいスポットがいくつもあったので今度は2日くらい時間を取って観光してみたい。
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