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大豆田とわ子とオレンジ

この「note」、オレンジリボン(児童虐待防止運動)の話を書こうと思っていたところ、導入の『大豆田とわ子と三人の元夫』の話が少々長くなったので、全く関係のない前編・後編となっております。お、おはようございま、、、す。

前編

『花束みたいな恋をした』に続いて、坂元裕二作品に触れられる!と“みぞみぞ”していた4月も半ばに差し掛かり、2話が終わった段階の『大豆田とわ子と三人の元夫』。主人公4人(しかも、松たか子と松田龍平)という布陣に、勝手に『カルテット』のような緻密な会話劇を妄想した自分からしたら「違った」。各話のストーリーをハイライトで先出ししちゃう構成だったり、タイトルを読む松たか子だったり、伊藤沙莉のナレーションだったり。悪いという訳ではなく、新鮮で

これ、靴を脱がずに歩いている大豆田とわ子

という冒頭のナレーションは、「このドラマ面白くなりそ…」と何故か思わせてくれたし、いつもの独特な台詞のせいで”ながら見”ができないドラマであることには変わりはない。

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ただ、今春の個人的推しドラマは『コントが始まる』で、『俺の話は長い』『ボク、運命の人です。』『プロポーズ大作戦』の金子茂樹氏の脚本。花束の菅田将暉(LOVE)と有村架純主演ということで、軽い気持ちで見始めたドラマだったけど、60分の映画を観たような気分だった。正直、1話完結、でも成立してるドラマ。奥さんも思わず、皿洗いの手を止めて見入っていた。土曜が楽しみ…

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また話が逸れた。

昨日やっと2話を見た#まめ夫。これで今日の「note」を書くことを決めたわけですが、2話のキーとなったモチーフは、オレンジのソファ。そこで個人的に思い出したのが、1話で違和感のあった松たか子のオレンジのジャージ。”オシャレなパン屋にダサいジャージで入店できる大豆田とわ子”のような描かれ方をしていたけど、私は「イケてるジャージじゃん」と思っていた。そして、松田龍平が演じるのは田中八作(はっさく)もオレンジ。3話以降は、オレンジに注目して見てみようと思ってます。

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後編

は、オレンジから、子ども虐待防止を訴える運動であるオレンジリボンの話書きたいと思います。強引。

社会のためになる広告キャンペーンが話題になることが多くなってきたので、児童虐待防止に関係のある事例をまとめました。まずは、個人的に好きな国内の事例から。

わたしを見つけて

子どもの虐待のほとんどは自宅で起きるため、なかなか周囲に気づいてもらえない。だから、泣いている子どもをビジュアルに「ぼくを(わたしを)みつけて」というコピーを添えたポスターを、あえて、気付かれにくい・見てもらいにくい場所に掲出した事例です。子ども虐待問題の「気づかれにくさ」を「気づいた人から」SNS等に拡散してもらう設計のこの企画。

枠にとらわれるんじゃねぇ、とハッとさせられた事例で、今後も意識していきたいのですが、今日もせこせこ枠に入稿している自分が嫌になります。

BROKEN CRAYON

次はアメリカの事例。マイアミのアートの祭典で、子どもたちの描いた絵画が展示されていますが、実はこれらの作品は「虐待されている子どもたち」が書いたもの。それぞれの作品は、音声で解説されるようになっており、来館者の方々がハッとする様子が印象的ですし、理解した上で見ると違った絵に見えてきます。虐待の兆しは、子供たちの絵の中に隠されることが多い。という事実。をどう探し出したのか教えて欲しい。

気付きにくい児童虐待という問題点から生まれた2つの事例。どちらの事例も「気づいて!」と猛プッシュするのではなく、ハッとさせる(気付かせる)内容になっている。関心が薄いテーマや、自分に関係がないテーマに対して意識を高めてもらうには、不意を突くことが重要なのかもしれません。

さいごに

思春期に突入しても、「今期のドラマ当たり多いよね!」とか「月9録画しといて!」みたいな会話ができる家族(親子)になりたいな、と思いました。毎回、主題歌変わるとかズルくない?

※追記:オレンジジュースも飲んでたなあ

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