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粗大ゴミを出す前日なのに何も片付いていない

粗大ゴミの収集を依頼した。パーツが破損して持ち運べなくなったスティック型掃除機、家族4人で寝るには狭すぎるセミダブルサイズのマットレスとベッドフレーム、突然電源が入らなくなった電子レンジ、家族総出で汚したソファ。以上5点を明日までに自宅前に置き、粗大ゴミの貼り紙をしておかなければならない。

自宅の2階にホコリを被って眠っているこれらを自宅前までえっちらおっちら運ばなければならないのだが、何ひとつ作業が進んでいない。収集を依頼したのが去年の11月なので、約2ヶ月もの間何もしていないことになる。

休日に少しずつ準備すればと思っているうちに年が明け、収集日前日まで来てしまった。本当は大掃除も兼ねて去年の12月中には終わっている予定だったのだ。どうしてこうなってしまったのだろう。

思えば昔から何事もギリギリで終わらせる人間だったように思う。テスト勉強は一夜漬けが当たり前。「全然勉強してないよ」と友人たちと口にしていたが、蓋を開けてみれば本当に勉強していなかったのは僕だけだった。抜け駆けだ。マラソン大会の「最後まで一緒に走ろう」くらい信用ならない。

そのうち一夜漬けすらやめ、当日漬けになっていった。友人たちがテスト前日に遅くまで勉強する中、眠ることを優先し、早い時には21時に布団に入っていた。朝早く起きてどうにかテスト範囲を脳内に叩き込む。

大学の卒論も同級生が完成までに1年ほどかける中、なかなかやる気が出ずに締切ギリギリで1週間足らずで書き上げた。完成度はお察しの通りである。「悪い見本として後輩たちに卒論を開示してよければ」と条件付きで渋々卒業させてもらったのはいい思い出だ。

とにもかくにも物事の大小を問わず、終わらせるのがギリギリなのだ。腰が重いというか、それでなんとかなってきたから悪い癖がついたというか。

明日を逃すとまた粗大ゴミの収集が2ヶ月先のようなので、noteを閉じて作業を始めねばなるまい。変えたいと思いながら変わらぬ生活態度。

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