キャリアのポジショニング戦略

企業の人材育成について、良く目標に挙げられる言葉として

・「特定分野の深い専門性」と「広い普遍性」を有するT型人材

というものがあります。弊社でもそうで、入社10年くらいを気力養成機関として、人材育成期間の対象としています。まぁこれは当たり前の話でしょう。

ここでコメントしたいのは、自分の特徴をいかに出すかによって、仕事のやり方が大きく変わると思われるポジショニング戦略です。

私の場合は、博士の学位を取得していることもあって、アカデミックな分野の研究開発等の知識・スキルと、入社以来実践している構造設計の実践能力がもう一つの武器になっています。

結果として、社外の学術団体や協会などの委員を任されることが多いくなり、アカデミックと実業界の両方をまたにかけて活動することが多くなっています。

大学の先生方と会話するときは、アカデミックの考え方やボキャブラリーがわかる実務エンジニアとして、

実務の方々と会話するときは、アカデミックの流れの分かるエンジニアとして、発言の機会が用意されるようになっています。

アカデミック X 実務 という業界のポジショニングを得るだけで、優位なポジショニングが用意されるという点で、こんな有益なことはない。そう感じている今日この頃です。

組織・グループの中で相対的に英語が強い、イラストが上手い、解析が強い、何でもいいと思います。その他大勢にならない自分だけの武器を一つ持つことで、より高次の役割やチャンスを得るきっかけが生まれます。

お試しあれ。

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