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C-19集団ワクチン接種実験による免疫疫学的影響:個人と世界の健康に及ぼす影響

Dr. Geert Vanden Bossche 2022年7月7日投稿
Immuno-epidemiologic ramifications of the C-19 mass vaccination experiment: Individual and global health consequences
の翻訳です。機械翻訳に基づきます。原文を参照の上ご利用ください。

集団ワクチン接種が、より感染力の強いSARS-CoV-2(SC-2)変異体の自然選択と適応を促し、現在ではワクチン接種者の感染感受性を高めるように進化している(抗体依存性感染増強:ADEIによる)。その結果、感染エピソードが繰り返され、SC-2スパイク(S)タンパク質内に存在するユニバーサル(MHC非拘束性)T細胞エピトープを指向する細胞障害性CD8+T細胞が過剰な活性化を示すようになる。これらの細胞傷害性CD8+T細胞は、増殖性感染を速やかに停止させることができ、このエピトープは、急性自己限定性感染または疾患を引き起こす他のいくつかの糖鎖ウイルスと共有されていることから、ワクチン接種者、特に成熟し完全に機能する自然免疫系を持つ人々において、ますます多くの無症候性感染が予想される。ここでいう無症候性感染は、より感染力が強く抗原性が変化したSC-2 変異体に限らず、同じ細胞傷害性T細胞(CTL)を用いて増殖性感染を阻害する他の感染症(例えば、インフルエンザウイルス、ポックスウイルス、RSウイルスなど)も含まれる。しかし、ワクチンによる疾病予防は、もはや中和抗体による感染防御に基づくものではないため、無症候性感染したワクチン接種者は、高感染性のSC-2免疫逃避変異体や他の高感染性の免疫原性的に関連したウイルスを集団の他の部分に大量にばらまくことになる。結果として、ワクチン接種率が高く、よく混合された集団では、成熟した健康な自然免疫系を持つワクチン接種者は、新しい高感染性のSC-2免疫逃避変異体や他の高感染性疾患を残りの集団に伝播する無症状のリザーバーとなってしまったのである。その結果、ウイルスの感染率が高まり、新たなパンデミックが引き起こされる可能性がある(付録 図1参照)。それは、感染力が強く、抗原性が変化したSC-2変異体(通常「懸念される変異体(VOC)」と呼ばれる)だけではなく、鳥インフルエンザウイルスやサル痘ウイルスについても同様である。高齢のワクチン接種者は、RSウイルスや一般的なインフルエンザ株のような感染性は低いが免疫原性的に関連するウイルスの無症候性リザーバーとなる可能性がある。ワクチン接種を受けた無症状の高齢者から幼児へのRSVやインフルエンザウイルスの感染は、これらの疾患の発生を季節性から切り離し、ひいては「小児」におけるRSVやインフルエンザのパンデミックにつながる可能性がある(現在すでに多くの小児の入院を引き起こしている)。疑似集団免疫(すなわち、交差反応性細胞傷害性CD8+T細胞の継続的な活性化によって生じる)は、現在、3大パンデミック(付録 図2のP1、P2、P3)の重症度を緩和しており、高度にワクチン接種した集団の大部分で重症の感染症が発生するのをほぼ防ぎ、重症化例は今や限られた幼児にのみ発生している。しかし、この状況は決して安定したものではなく、優勢なオミクロン変異体(やその亜種)がワクチンに誘導された感染増強抗体に対して完全な耐性を持つようになるまでしか続かない。しかし、その一方で、高率にワクチン接種を受けた集団が、循環しているオミクロン変異体(やその亜種)によって継続的にブーストされているため、ウイルスがこの適応免疫防御をまもなく突破する可能性が非常に高い。そうなれば、ウイルスを撃退するための免疫防御機構は一つもなくなり、接種者におけるワクチン由来抗体の感染増強効果は、ADEIを介した疾患増強(いわゆるAb-dependent enhancement of disease; ADED)に変わるだろう。早期の抗ウイルス治療がなければ、このC-19スーパーパンデミック(付録 図2のP4)は、他のどんなパンデミックが同じような被害をもたらすより先に、ワクチン接種者の死亡率を劇的に上昇させる結果になる可能性が高い。 この破滅的な進化の最初のシグナルは、10歳から60歳の年齢層におけるワクチン非接種者に対する接種者のC-19入院率が1以下(<1)から1以上(>1)への急速な変化と急増として捉えられるだろう(付録 図3参照)。小児へのワクチン接種は、例えそれがADEDをもたらす新たな免疫逃避変異体が循環し始める前であったとしても、感染促進抗体が自然免疫を吹き飛ばすという効果を再現するに過ぎない。

同時に、MHC拘束性の低い細胞傷害性CD8+T細胞の過剰な活性化は、通常、自然免疫エフェクター細胞と協力して、免疫原として無関係な糖鎖関連癌抗原や慢性自己制御性感染症(潜伏/休眠感染)を引き起こす糖鎖関連病原体(例えば、EBV、CMV、ヘルペス感染、HIV、結核・・・)などを制御している細胞傷害性リンパ球(CTL)を枯渇させることになる。したがって、ワクチン接種者においては、CTLの枯渇により、がんの転移が促進されたり、潜伏/休眠感染症の再発/再活性化による疾患が引き起こされる可能性がある。

現在のC-19パンデミックの段階においては、集団のサブセットによって細胞ベースの自然免疫系(CBIIS;即ち、訓練されていない、に対し、ある程度〜良く訓練されている)と抗体ベースの適応免疫系(即ち、ワクチン非接種者ではS特異的抗体が無いのに対し、ワクチン接種者においてはS特異的感染増強抗体が存在する)の双方の状態が異なっており、それによって曝露に際して疾患の症状が緩和されたり、より深刻化する場合がある(付録 図2参照)。

さらに、SC-2変異体 [1] は、これらのヒト・リザーバー(保菌者)から、他の動物種に広がる可能性がある。このような動物種の多くは(適応免疫に観点からは)免疫学的にナイーブであるが、ACE-2受容体にかなり高いレベルの配列相同性を有している。動物種への拡大は特に、細胞ベースの自然免疫系(CBIIS)が弱まった結果、SC-2曝露により抗原特異的抗体を発達させてしまった動物種で起こりうる。このような動物集団が、ヒトのリザーバーに由来する抗原シフトしたウイルス変異体に再曝露すると、(ADEIの結果として疾患感受性が高まるため)重症化したり、死亡する可能性が高い。このようにして生じたウイルス感染圧力の増大は、家畜を含む複数の動物集団において同様のパンデミックを引き起こす可能性がある。

一方、サル痘や鳥インフルエンザのパンデミックは、比較的ワクチン接種率が低く、自然免疫も訓練されていないヒト集団(例えば、中国のように厳しい感染予防策と寛容なワクチン政策との組み合わせ)を特に直撃することになるだろう。ワクチン接種率が低く、自然免疫がよく訓練されており、比較的若い国は、これらのパンデミックによる被害があるとしてもワクチン接種率の高い国に無症候性リザーバーが存在する間に限られ、被害ははるかに少ないだろう。アフリカが勝利するのだ


付録

図1:2022年6月30日~7月3日;ブラジル、フォス・ド・イグアスで開催された第2回WCH & Doctors for Life世界会議でDr. G. Vanden Bosscheの発表スライド


下記図2は、上述の複数のパンデミックが高率にワクチン接種をした集団に引き起こすであろう疾患の種類と、その集団においてワクチン接種者の重症化率(ひいては入院率)が非接種者と比較してどのように推移するのかを細胞性自然免疫系(CBIIS)の成熟度・強度と訓練の度合いの観点からまとめたものである。無症候感染したC-19ワクチン接種者から集団の他の部分へのウイルス伝播が促進さ れることにより、2つの新しいタイプのパンデミック[2]が発生する(図2の P2 と P4)。すなわち、P2:急性自己限定的(自然治癒性)または慢性自己制御性(潜伏性)微生物感染症のパンデミックと、P4:「より感染力の強い」SC-2変異体による現在進行中のパンデミック(P1)に加わる、急性自己限定性微生物疾患のパンデミックである。これは最終的には、高接種国だけに影響を及ぼすはるかに厳しいパンデミック(P4 )に姿を変えるだろう。ワクチン接種率の高い集団で進行し始めたパンデミック(すなわちP2およびP3)と、現在進行中または近い将来予想されるパンデミック(すなわちP3およびP4)の健康への影響については、近日公開予定の原稿でさらに詳しく説明する。

CBIIS:細胞性自然免疫系、ASLMI:急性自己限定性微生物感染、 CSCMI: 慢性自己制御性微生物感染(宿主免疫系による自己制御が可能なもの、 MP: サル痘、AF:鳥インフルエンザ、 sFlu:季節性インフルエンザ、RSV:RSウイルス、IE2: 2回目の免疫逃避イベント(感染増強抗体の病原性中和活性に対する抵抗性の獲得)
図2

図2の注釈:

P1:C-19集団ワクチン接種プログラムの結果として始まり、「より感染性の高い」抗原的に変化したSC-2変異体(懸念される変異体)の自然選択と適応によって継続的に油を注がれている新しいC-19パンデミック。これは、より感染性の高いC-19パンデミック(即ち、「より感染性の高い」SC-2変異体によって引き起こされる)の一族である。

P2:ASLMIとCSCMIの新たなパンデミック、およびすでに進行中のパンデミック
(ASLMI:急性自己限定性微生物感染、CSCMI:慢性自己制御性微生物感染)

P3:ASLVD(AF+MP)の新たなパンデミック、およびすでに進行中のパンデミック
(ASLVD:急性自己限定性ウイルス感染症、AF:鳥インフルエンザ、MP:サル痘)

P4:ワクチン接種者にADEIを介した疾患(ADED)を引き起こす新しいウイルス変異体による近い将来のC-19スーパー・パンデミック。これは、「強毒性」変異体のC-19パンデミックである。

  • 年齢層は、記載されているCBIISの状態と正確には対応しておらず、示されたCBIISの状態を持つ人々の大多数を構成するグループの年齢層に関する大まかな値を示しているに過ぎない。

  • 本稿の目的上、「脆弱」という用語は、併存疾患や基礎疾患を持ち、免疫抑制や免疫 不全の状態にある人々や個人の CBIIS 状態を指すものとする。

  • 本稿では、「高齢者」という用語は、免疫老化を来した CBIIS(すなわち、加齢による免疫機能の変化)の状態にある人々や個人を指す。

  • 本稿では、「小児」という用語は、CBIIS が未熟な人々や個人を指す。

  • 発生率が上昇すると予想される「重症」疾患を太字で示した。今後、必要とされるであろう、より大きな入院能力の目安になるはずである。

  • 幼い子供たちの多くはまだワクチンを接種していないため、小児がかかると予測される病気については、小さい文字を使用した。

  • 紫色の文字は、P1パンデミックを引き起こした無症候性リザーバーと、そこから集団の他の部分へのウイルス伝搬によって引き起こされる疾患の種類を示す。「より感染力が強い」変異体が集団の感染率を上げるため、ワクチン接種をしていない幼い子どもたちの自然免疫力を低下させるが、一方で、残りのワクチン非接種集団の自然免疫の訓練は向上させる。「より感染性の高い」変異体は、ワクチン由来の中和抗体に対する抵抗性をより増していき、感染促進抗体とより容易に結合するようになる。感染促進抗体は、ワクチン接種者のトランス感染やトランス融合を阻害することができるため、(細胞傷害性CD8+T細胞を介して)増殖性感染を阻害し、病原性の低下やウイルスの排出を減少させることになる

  • 赤色の文字は、P2パンデミックを引き起こす無症候性リザーバーと、そこから集団の他の部分へウイルスが伝播することによって引き起こされる疾病の種類を示す。

  • 黒文字は、P3パンデミックを引き起こす無症候性リザーバーと、そこから集団の他の部分へウイルスが伝播することによって引き起こされる疾病の種類を示す。

  • 緑色の文字は、P4パンデミックを引き起こす無症候性リザーバーと、さまざまな集団へのウイルス感染によって引き起こされる病気の種類を示す。現在流通しているオミクロン変異体とその亜種が、糖鎖を介した遮蔽により、病原性を中和しているワクチン由来抗体に対してますます耐性(つまり、この抗体を持つ集団でトランス感染とトランス融合を促進することができる)ようになり、これらの変異体による感染はワクチン接種者において急速に高病原性となるが、未接種者においてはそうではないだろう。

下記図3は、図2と同じ基準(高率の接種した集団)における、C-19ワクチン接種者とC-19ワクチン非接種者におけるC-19重症化率(入院を要する)の相対的[3]変化の予測推移を示したものである。黄色の棒は、Covid-19による入院率を表している。枠付きの棒は、ワクチン非接種者または接種者のうち、CBIISの機能が不十分な人々(主に小児、高齢者、その他の脆弱者;それぞれ1、2、3または1'、2'、3')を表し、枠なしの棒は、CBIISが成熟し訓練されているワクチン非接種者や接種者(それぞれA、B、CまたはA'、B'、C')を示す。上向き、下向きの矢印は、それぞれ入院率の変化が増加するか減少するかを示し、矢印の長さは変化の大きさの予想を示している。この図にはワクチン接種を受けた小児は含まれていない。これは、たとえワクチン接種率が高い集団であっても、小児の大多数はまだワクチン接種を受けていないためである。

図3

SC-2が感染促進抗体の「トランス感染」阻止能力に対してより抵抗力を持つように進化するにつれ、ワクチン接種集団における症例致死率は、まずワクチン接種を受けた高齢者(+脆弱者)で、その後すぐにワクチン接種を受けたその他の集団で、急速かつ劇的に増加する(3'とD'を参照)。しかし、ウイルスがその病原性に対する集団レベルの免疫圧力から逃れるために必要な適応の谷を越えるための進化スピードを上げたことによる、ADEDを引き起こす免疫逃避が最初に明確になるのは5(10)歳以上から60(65)歳未満のグループである(参照:C')。これは、彼らのCBIISがウイルス量のかなりの部分を除去することができることから、逆に、非中和性S特異抗体の病原性中和能力の比較的小さな変化をより鋭敏に反映しうる濃度まで自由に循環するウイルス量を減少させるためである。したがって、これらの抗体の病原性中和能力の衰えは、ワクチン接種を受けた集団のうち自然免疫能力がより強い部分で最初に顕在化する(したがって、重症C-19疾患の発生率が増加する)と考えるのが妥当であろう。しかし、病原性中和抗体(これは依然として上気道では「感染増強」抗体として機能する!)の親和性が、「トランス感染能力のある」ウイルス粒子(すなわち、自由循環しているのではなく、遊走性樹状細胞表面に繋留されている[4])に発現するスパイクタンパク質のN末端ドメイン(NTD)の感染増強部位にもはや結合しないほど低くなれば、これらの抗体は自由循環しているビリオンのS-NTDの感染促進部位に大量に結合するようになる。免疫老化者または脆弱者においては、これは間違いなく、重症化に対する防御から重症化しやすい状態への突然の壮大な移行(ADED)をもたらすが、同時に、成熟した細胞性自然免疫系を持つ大部分のワクチン接種者にとってはウイルスの感染力増強を緩衝する補償機構を持てなくなくなることにつながる。このため、ADEDの発現は次のような順序になる。 C'の後、3'とD'が急速に進行する。
第2のウイルス免疫逃避現象(ADEDを可能にする)はワクチン未接種者には影響しないので、ワクチン非接種者に対し、ワクチン接種者の重症C-19疾患のために入院を必要とする割合は、10〜60歳の年齢層で急速に上昇すると考えられる(すなわち、[C':C]>[B':B])。これが、最も感度が高いと思われ、したがって、ワクチン接種者全体におけるADEDを介した重症疾患および入院の大規模な発生を開始する原因となるSC-2の感染性の進化の最初の測定可能なシグナルとなるだろう。

免疫逃避変異体が自然免疫系の機能が低いために重症化しやすいワクチン接種者の残りの集団に広がると(ウイルスのライフサイクルに及ぼす免疫圧ははるかに小さいが!)、ワクチン非接種群と比較したワクチン接種者のC-19関連入院の比率は、集団全体に基づいて計算するとさらに壮大に増加する、すなわち、([3' + C'] : [3 + C]) > ([2' + B'] : [2 + B]) and ([3' + C'] : [3 + C]) >> [C':C].

[1] 非特異的な自然免疫によって大部分が制御されているウイルスは、受容体の特異性も比較的低い

[2] これらの感染性病原体の蔓延や伝播は、ワクチン接種率が高い国に限定されないため、「パンデミック」であり「エピデミック(地域性の大流行)」ではない。

[3] 各グループ内での変化を示すことが目的であるため、ワクチン接種群と非接種群との間で棒の高さを比較すべきではない。

[4] https://www.voiceforscienceandsolidarity.org/scientific-blog/predictions-gvb-on-evolution-c-19-pandemic

SARS-CoV-2(SC-2)は、集団ワクチン接種により自然淘汰され、より感染力の強い変異体に進化し、今では、抗体依存性感染増強(ADEI)によりワクチン接種者の感染が起こりやすくなっている。その結果、感染エピソードが繰り返され、SC-2スパイク(S)タンパク質内に存在するユニバーサル(MHC非拘束性)T細胞エピトープに対する細胞障害性CD8+T細胞が過剰に活性化されることになる。この細胞傷害性CD8+T細胞は、増殖性感染を速やかに停止させることができることと、このエピトープは、急性自己限定性感染または疾患を引き起こす他のいくつかの糖鎖ウイルスに共通していることから、ワクチン接種者、特に成熟し完全に機能する自然免疫系を持つ人々の間で、より多くの無症候性感染が起こると予想される。このような無症候性感染には、より感染力が強く抗原性が変化したSC-2変異体に限らず、同じ細胞傷害性T細胞(CTL)を用いて増殖性感染を阻害する他の感染(例えば、インフルエンザウイルス、ポックスウイルス、呼吸同期ウイルス[RSV])なども含まれる。このように、ワクチン接種者の疾患防御は、もはや中和抗体による感染防御に基づくものではないため、無症状のワクチン接種者は、感染力の強いSC-2免疫逃避変異体だけでなく、他の感染力の強い免疫原的に関連したウイルスを集団の他の部分に大量に拡散させることになる。その結果、ワクチン接種率の高い集団では、成熟した健康な自然免疫系を持つワクチン接種者が、新しい高感染性SC-2免疫逃避変異体や他の高感染性疾患を集団の残りの部分に伝播させる無症状リザーバーと見なすことができるようになった。その結果、ウイルスの感染率が高まり、新たなパンデミックを引き起こすことになるだろう(図1)。それは、新しい、感染力の強い、抗原性が変化したSC-2変異体(通常、「懸念される変異体」と呼ばれるもの)のパンデミックだけでなく、鳥インフルエンザウイルスや サル痘ウイルスのパンデミックも含まれる。高齢のワクチン接種者は、RSVや一般的なインフルエンザ株のような免疫原的には関連しているが感染性の低いウイルスの無症候性リザーバーとなる可能性がある。無症状のワクチン接種済みの高齢者から小児へのRSVやインフルエンザウイルスの伝播は、これらの疾患の発生を季節性から切り離し、その結果、RSVやインフルエンザの「小児」パンデミック(現在すでに小児の入院を引き起こしている)につながる可能性がある。疑似集団免疫(交差反応性細胞傷害性CD8+T細胞の継続的な活性化によって生じる)は、現在のところ、ワクチン接種率の高い集団において重度の感染性疾患をほぼ防ぎ、限られた数の小児にのみ重症化がみられるようになっている、という点で3大パンデミック(すなわちP1、P2、P3:図2)の深刻さを緩和している。しかし、この状況は主流のオミクロン変異体がワクチンによる感染増強抗体に対して完全な耐性を持つようになるまでの間に過ぎず、決して安定したものではなく、長くは続かない。しかも、ワクチン接種率の高い集団が、循環しているオミクロン変異体によって継続的にブーストされていることから、ウイルスが間もなくこの獲得免疫防御を突破する可能性が極めて高い。そうなれば、ウイルスを撃退するための免疫防御機構は一つもなくなり、ワクチン由来抗体の感染増強効果が疾患を増強するようになる(いわゆる抗体依存性疾患増強; ADED)がワクチン接種者に引き起こされることになる。早期の抗ウイルス治療がなければ、このC-19スーパーパンデミック(図2のP4)は、他のどのパンデミックよりも早く、ワクチン接種者の死亡率を劇的に上昇させることになる可能性が高い。この破滅的な進化の最初のシグナルは、10歳から60歳の年齢層におけるワクチン非接種者に対する接種者のC-19入院率が1以下(<1)から1以上(>1)へと急速に変化し急増することして現れるだろう(図3参照)。しかも、ワクチン接種率の高い集団が、循環しているオミクロン変異体によって継続的にブーストされていることから、ウイルスが間もなくこの獲得免疫防御を突破する可能性が極めて高い。そうなれば、ウイルスを撃退するための免疫防御機構は一つもなくなり、ワクチン由来抗体の感染増強効果が疾患を増強するようになる(いわゆる抗体依存性疾患増強; ADED)がワクチン接種者に引き起こされることになる。早期の抗ウイルス治療がなければ、このC-19スーパーパンデミック(図2のP4)は、他のどのパンデミックよりも早く、ワクチン接種者の死亡率を劇的に上昇させることになる可能性が高い。この破滅的な進化の最初のシグナルは、10歳から60歳の年齢層におけるワクチン非接種者に対する接種者のC-19入院率が1以下(<1)から1以上(>1)へと急速に変化し急増することとして現れるだろう(図3参照)。小児へのワクチン接種は、例えそれがADEDをもたらす新たな免疫逃避変異体が循環し始める前であったとしても、感染促進抗体が自然免疫を吹き飛ばすという効果を再現するに過ぎない。

同時に、MHC拘束性の低い細胞傷害性CD8+T細胞の過剰活性化は、通常、自然免疫エフェクター細胞と協力して、糖鎖関連癌抗原や慢性自己制御性微生物感染症を引き起こす糖鎖関連病原体(例えば、EBV、CMV、ヘルペス感染、HIV、結核・・・)など、免疫原的に関連の無い他の糖鎖関連病原体も抑制している細胞傷害性T細胞(CTL)を枯渇させることになる。CTLの枯渇は、ワクチン接種者においてがん転移を促進したり、そのような潜伏/休眠感染症の再発/再活性化による疾患を引き起こす可能性がある。

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