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ブランクーシ展 2024/06/01
ブロンズ製の、つるんとした彫刻は、いかにも至宝!という感じがする。アーティゾン美術館で開催中のブランクーシ展は、そんな印象だった。
モチーフは、《(横たわる)頭》、《女性の肖像》、そして《鳥》。人間が何を美しいと思うかを、そのまま形にしたような作品の数々だった。
作品の正面に一度立ち、ぐるっと右回りに一周して、再び正面から見る。「美しさ」そのもののような作品に、ただ息を呑むことしかできない。作品は「人間に作られたもの」というより、神聖な呪物に近かった。
ポートレイトに収まる髭面のブランクーシは、深刻そうな表情で虚空の一点を見つめていてとてもカッコよかった。
恋人が製作に必要な紙を買いたいと行ったので、銀座の伊東屋まで歩く。8階には端切れの見本誌が壁一面に陳列されていて、あてもなく指で実感を試してしまう。
そういえば去年はZINEを作らなかったですねと言われ、急に纏めてもいいかもしれないと思った。半年を一冊に纏めれば2冊分になり、6月が終わればもう一冊できる。4冊あれば文フリでも体裁は整うだろう。綺麗な色の表紙の、軽い本にしたい。
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