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C4th Home&Schoolを用いたオンライン欠席連絡

C4th Home & Schoolとは

C4th Home & School は、登録された保護者に向けて、専用アプリによるスマホならではのプッシュ通知で、メールより早く確実に情報を届けることのできるシステムです。
EDUCOMという会社からリリースされています。
☟EDUCOMホームページ☟

情報発信はWebブラウザからだけでなく教員のための専用アプリを使って手元から行えるので、よりリアルタイムに保護者に連絡を送ることで、保護者とより密接な情報共有が生まれます。

欠席の連絡は保護者のスマホから簡単なタップ操作で完了、教員は手元でその連絡を確認することができます。
互いの自由なタイミングで連絡・確認ができるので、従来の電話連絡と比べて、保護者にとっても、教員にとっても、忙しい朝の時間を有効活用することができ、ちょっとしたゆとりができます。
また、校内では電話連絡を受け取って、担任に伝えるといった伝達業務も省略されます。
加えて、担任と保護者のコミュニケーションを支援する「デジタル連絡帳機能」や、学校生活のようすを保護者に伝える「いいとこみつけ通知機能」など、学校と保護者の連絡手段のデジタル化推進を補助する機能もあります。

情報を発信する際、学校全体や学年、特定のクラス、部活動、児童生徒など、配信する内容によって通知対象を細かく指定できるので、目的に合わせて届けたい相手に情報を届けることができます。
さらに、内容は本文のみでなく、写真やファイル、簡易アンケートの添付など、さまざまな手段で学校のようすを伝えることができます。

本校での活用事例

本校では年度当初の保護者会でこのシステムについて簡単に説明して、登録をお願いしました。
このときに1人1人異なるIDを記載した登録ガイドや、プライバシーポリシーについての文書を配布しました。
登録期間は1ヶ月としましたが、登録が完了しなかった家庭には期間を延長したうえで、再度お願いのプリントを配布するなどしました。
その結果、ほぼ全家庭がこのシステムに登録することができました。

はじめ、本校では保護者からの欠席連絡として活用し始めました。
保護者はスマホアプリ上でワンタッチで欠席(遅刻・早退等)の連絡をすることができ、教員も電話をとる必要がなくなりました。
本校ではこれまで朝に多くの電話が鳴り響くことがありましたが、それがかなり減り、ときには電話が一度も鳴らない朝も生まれました。
欠席連絡にはコメントも書くことができるため、細かな症状も伝えることができるほか、教員からの返信もできます。

欠席連絡を確認すると、自動でC4thのほうにも連携・登録されるため、C4thでの出欠席入力の手間も軽減されます。
なかには欠席のつもりが遅刻になったり、出席停止扱いなのに欠席で連絡がくることもありますが、その場合は教員側で変更することができます。

この欠席連絡のおかげで、朝の時間が大幅にかわりました。
まさに働き方改革に直結するシステムといえます。

また、少しずつ保護者全体への連絡も配信するようになってきました。
学校全体や学年全体など、比較的大きな集団に対しては共通連絡の機能を用いて、一斉に連絡をすることができます。
いいね、でリアクションを求めたり、簡易的なアンケート機能を用いることもできます。
よくある一斉メール配信ではタイムラグが生じていて、リアルタイムに配信できなかったことがありましたが、Home & Schoolではリアルタイムに配信することができました。
特に災害時には役に立つのではないかと思います。

課題

C4th Home & Schoolですが、教員側での設定項目が多すぎて、やや煩雑になるところがあります。
当たり前のことかもしれませんが、担当を1人決めて、その人がすべてを設定するようにしたほうが良いです。
担当ができるレベル、管理職ができるレベル、担任ができるレベル、などときちんと分けて設定しておいたほうが使い勝手が良くなります。

また、欠席連絡を欠席の連絡ではなく、通常の問い合わせとして長文を送る例もありました。
これを制限する機能はないので、予め保護者会などで伝えておく必要があったと感じました。

最後に、アプリに関していうと、とても評価が低いです。
原因は画面切り替えなどの見た目の側面でしょうか。
ぜひ改善してほしいところです。

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