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60代からの過ごし方 (たぶん、その1)

昨年60歳を迎え、今はシニア雇用という身分。希望すれば65歳までは継続できる。人生100年時代というのは多少大袈裟としても、確率的には80歳以上まで生きる可能性が高いのに、年金は65歳からなのでまあそれまでは働くかなあ、というところ。そもそも昨年分の高い住民税は来年5月までついて回るので、そこそこ稼がないと生活もままならない。
それでもマネジメントから解放されて精神的には楽になり、仕事とプライベートのバランスをどう取ろうかな、とか考えあぐねていた今年の初め、とある会合に出て、ひとつ方向性がはっきりしたことがありました。その会合は30年来の趣味の集まりなのだが、概ね私より上の世代の人が多い。会社というコミュニティでは、シニア雇用や経営幹部も含めても概ね65歳前後くらいの人がもっとも上の年代になるのだけれど、そこでは65超はもちろん70歳以上の方も結構いらした。会合に出席されるくらいなので皆さんもちろん元気なのだけれども、さまざまな年代の方を見ていて、今と変わらず元気で動き回れるのは70歳くらいまで、その先80歳くらいまではなんとかひとりで行動できるものの動作のスピードなどが落ちてくるのかなと。ま、自分の父母のことを思い返してみれば至極当然のことなのだけれど、客観的に他人を見ての気づきでした。

つまり、自由に動けるのはあと20年。今と同じに近く動けるのはあと10年。これが、シニア雇用定年の65歳を迎えると、それぞれ15年、5年になってしまう。残りの第二の人生、やりたいことを今からできるだけやっておかないと後悔するのではないかと。
そのひとつが旅。これまで仕事の傍らでは平均すると2ヶ月に1回くらい旅に出るペースだったと思うのだけれど、これだとあと10年では60回しか出かけられない。できたらこれを倍にしたい。小さいのも含めて毎月出かけようと。無論、筋力ならぬ金力の制約ありだけれども、むしろ体の状態や疲れの方で先に制約が来そうである。現に今も足を痛めて軽く自宅リハビリ中。ひとつ計画をキャンセルしたところ。

あと10年、20年という時間をどう過ごすか、けっこう大事だと思う。とりあえず、やりたいと思っていることはできるだけやってみたい。そこを躊躇したり悩んで時間を使うのは勿体ない。あまり能天気に生きるとパートナーから怒られそうではあるが、生活に支障がない程度であればいいんじゃないかなと勝手に思っている今日この頃である。

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