一眼レフカメラの選び方
みなさん、カメラって何使ってますか?
大体の方がスマホですよね。
今回はもはや趣味通り越して私の体の一部でもあるカメラの選び方について書きたいと思います。
…と、
有難いことにこれまで100回くらい聞いて頂き、だいたい毎回同じ回答をしてるのでnote化します!
結論から言うと、
もう時代が進化しすぎたせいで、
「基本iPhoneでよくね?」
って事なんですが、
どうしても一眼レフが欲しいなら、
軽さとか性能とか再販価値とか考えると、
結論はSONY α7Ⅲ+55mmF1.8一択!
というお話です。
少々お付き合いください。
さて。
突然ですがクイズです。
この写真の可愛い赤ちゃんは誰でしょう?
はい。正解です。我が最愛の息子です。
色々訳あって現在、1枚4万円というすごい値段で全世界で販売中です。
これは息子が生まれた瞬間を一眼レフカメラで捉えた1枚で、Gettyimagesという世界最大のストックフォトサイトに掲載してもらい、これまでに全世界で広告やweb用に多分数十枚売れました。(出産費用はこの写真で回収しました。ええ時代や。)
この時iPhoneだけ持って出産に立ち会っていたらこの写真は撮れなかった事でしょう。病院の人にはレンズ越しじゃなくて直接見てあげて下さい。って怒られましたが、とにかく持ってて良かった一眼レフ。
…そうです!(何
カメラの選び方は、すなわちどんなとこでどんな写真をどこまでのクオリティで撮りたいか。want次第で変わってきます。wantに合った機材を選ばないと撮りたい写真が撮れなかったり、逆にオーバースペックで宝の持ち腐れになったりします。
私の場合は一瞬を逃したくないような一大イベントだったり、全身全霊で被写体と向き合いたい時は一眼レフ。普段は携帯性の良いiPhoneと使い分けています。
私とカメラの出会いは遡る事十数年前、CanonのEosKissという初心者用のセットを購入したところから始まります。当時の携帯とかコンデジはかなりしょぼかったので、かなり感動したのを覚えています。
最初はよくわからないので全部オートで、RAWという生データ形式を知らずにJPEGで撮っていたりしていたんですが、望遠で撮るとやたらボケるな、とか、一眼だと暗い所で30秒かけて撮るとすごいな、とか、編集するとこんな変わるのか、とか、だんだんと沼にハマっていきました。
そんなある日、何の条件をクリアしたのかは不明ですが、
いきなり父親から、
「息子よ。よくぞここまで。我が家に伝わるコレを持っていくが良い。」
と、いかついNikonのカメラとレンズを譲り受けます。
ボディ:Nikon D700 レンズ:Nikon AF-S Zoom-Nikkor 17-35mm f/2.8D
当時使っていたEOS Kissはセンサーが「APS-C」だったのに対し、授けられたのは「フルサイズ」でした。
※デジタルカメラには撮像素子という画像を処理するセンサーが付いてて、サイズの大きいフルサイズの方がより表現力があがります。
この辺りから本格的に写真にハマりはじめます。やっぱフルサイズすげーや。編集の伸びが全然違うぜ。ザクとは違うぜ。と感動して撮りまくり、卒業旅行は一人孤独に1カ月海外に写真撮りに行ったりしました。
あと友人の結婚式では勝手にカメラマンを志願し、会場のカメラマンに負けない、という自分ルールを課して結婚式に臨んでいました。
そしてだんだんと極めたい欲が増していき、会社休んでGettyimages主催のワークショップイベントに作品応募して、当選して、会社休んで参加したり。ここでたくさんのプロ達と知り合い、作品掲載のオファーももらったりと、順調に「趣味:カメラ」としてのキャリアを謎に極めて行きました。
ただ、そんなある日、ふと気付きました。
…うわっ・・・私のカメラ、
重すぎ…?
当時はNikonのボディとレンズ足すと2kg弱。
冷静に考えて修行かと。
これiPhoneでよくね?と。
ポートレートモードで背景もボケるし、超広角もイケるし。
しかも即座に確認できて、写真だけじゃなくて動画編集もその場でできる。
そんなこんなで一時期は一眼レスに。(ごめんな一眼)
でもやっぱり、ポートレートモードじゃ撮れない写真があったり(動き回る子供とか子供とか子供とか。。)、写真編集してなさ過ぎて手が震えたり。
Nikon→SONYに切り替え、
2kg→0.9kgの大幅ダイエットに成功!
今ではiPhone99%の一眼レフ1%で落ち着きました。
はい。
という事で、
長くなりましたが、
オススメの一眼レフカメラを紹介します!
ちなみに一眼レフカメラは本体であるボディとレンズに分かれてます。
まずはボディ!
色々あるけど、個人的にはボディはこれ一択。
もうちょっと予算を抑えたいなら1世代前のコレ。未だにプロでもサブ機で使ってる人が多い根強い人気機種。
続いてレンズ!
人や物をいい感じにボカして撮りたい人
焦点距離が50mm前後のレンズ。
これも個人的にはこれ一択。
ほんとこのレンズ良すぎるからちょっと撮った写真を交えて説明。
全部設定は絞り優先、開放F=1.8、ISOオート800上限で撮影。
いい。。いいけど。。ちょっとお値段が。。というアナタにはこちら。
単焦点は憧れるけどやっぱりズームしたい!というアナタにはこちら。
オススメはとにかく始めること。
まずはiPhoneとの違いを感じて欲しい。
オススメのα7Ⅲと純正55mmで、
新品で30万、中古で20万強。
もし最安で一式揃えたい!なら
α7Ⅱ+純正50mm。
新品で15万、中古で10万。
逆に金はあるからフル装備で!という場合は
α7Ⅳ+純正24-70mm
新品で一式60万、中古で50万。
あ。あと編集ソフト!
あとはカメラとレンズ買ったらadobe lightroomで管理+編集!人は何のためにわざわざ高いお金を払って一眼レフを買うのか。生データ(RAW形式)で撮って後で料理(加工)するためと言っても過言ではない。そこまでやって初めて一眼レフを持つ意味がある。そこまでしないならiPhoneで十分!
そう。一眼レフは一本釣り用の釣り竿。狙い通りの新鮮な魚(写真)を釣ってくるツール。そのまま刺身でもいいけど、Lightroomというキッチンで調理するともっと美味しくなる。
そういう意味だとiPhoneは撮った写真加工してアップできるからレストラン付きのトロール漁船みたいな感じ。最強だけど、何か味気ないし、狙った魚以外も捕れちゃう感じ。なんか分かる?
とはいえ百聞は一見に何とやら。
実際にどう違うかを実際の写真で説明します。
やはり一眼レフの良いところは表現力。そして編集余地です。例えばiphoneで撮ると逆光で真っ暗な写真を明るくしようとしてもなかなか難しいけど、一眼レフで生データであるRAW形式で撮っておくと、後からLightroomとかで明るさを上げると、
↓こんな写真が…
↓こうなります!
ありゃかわいー!!(そこじゃない
流石にここまで明るさ上げると肩の辺りにノイズがでちゃってますが、黒ってこんなに色の情報を秘めてたのね!って感動しますよね。ちなみに写真用語で真っ黒を黒ツブレ、真っ白を白トビって言うんですが、黒ツブレの方が後で救いやすいので、迷ったら露出値=EV値を-1.0とかで撮っておいて後から明るくした方が白トビを軽減できます。…って危ねぇついつい話題が深い方に。
でもやっぱりiphoneこんな薄くて軽くて、他にも無限の機能もあってカメラも広角14mmから望遠150mmまであってナイトモードもポートレートモードもあって動画も撮れてその場でアプリで編集できてって考えると、ほんとすごい。神。
とはいえiphoneの写真って80点で、一眼でしか到達できない100点に近い領域があって、そこが面白いんですよね。後から編集してて発見があるのも面白いんだよなぁ。パソコンに取り込むっていうアナログな行為。(いやデジタルだけど)1分くらいかけてlightroomに読み込んで、現像を待ってる時のワクワク感。そして現像して、明るさ、コントラスト、彩度、色温度、明瞭度、ノイズ感を上げたり下げたりした時に写真が一皮剥ける瞬間があって。それがまた堪らなく気持ちいい。写真がキリっ!ってなる。300枚くらいを10枚くらいに絞り込んで、最後に書き出して。dropboxに入れて、寝る前にiphoneでペラペラ見ながら眠りにつくんだけど、もう至福ですよね。。あれ。。睡魔が。。
…ちゅんちゅん。。
はい、おはようございます。
お分かりいただけましたでしょうか。
これを読んで、ちょっと何言ってるか分からないからやっぱ私はiphoneでいいやwwwとなるか、何その世界私も。。私もそっち側に住みたい。。一眼欲しいハァハァ。。となるか。
それはあなた次第!
以上、長くなりましたが判断の一助になりましたら幸いです。
僕もゆーてほぼiphoneです。でもたまーに禁断症状が出るので一眼レフ片手に旅に出て、本気で写真と向き合ってストレス発散してます。
あと繰り返しますが、
私は建築士でして、
カメラは「趣味」です!
そいじゃーね!
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