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しぼることでひらける世界

今年は何年ぶりだろう、という心地よい春を迎えています。

その最も大きな理由は、花粉症の症状に悩まされなくなっていること。
ぼくは社会人1年目の春からスギ・ヒノキの花粉症の洗礼を受けたので、かれこれ15年くらい花粉症に悩まされてきました。
(仕事がら外に出かけることが多く、例年、花粉症対策のメガネ、マスク、点眼・点鼻・内服薬、箱ティッシュが欠かせないという状態でした。)

今年も花粉が飛び始めた2月中旬は、くしゃみを連発したおかげで腰痛が再発する、というダブルパンチでかなり苦しんでいました。そんな時、わらをもつかむ思いである実験を始めました。それは食事制限です。

食べ物を制限することで生まれた変化

ネット上では、さまざまな情報があふれていますが、花粉症対策として自分が試してみたのは、小麦の摂取を控えること(グルテンフリー生活)。同時に、糖分や乳製品、アルコールの摂取も避けるようにしました。
「中途半端にダラダラつづけるよりも、しっかりと2週間制限を続けることで効果が生まれやすい」と書いている人がいたのですが、実際に食事制限を始めて2週間前後から「あれ?なんか平気かも…」と自分でも変化に気づき始めました。
その後は薬を飲まなくても症状が出なくなり、多少小麦を口にしても大丈夫な状態が1か月ほど続いています。(←あくまでも個人の感想です)
もともと、うどん、ピザ、お好み焼き、お菓子など粉ものは好物だったのですが、けっこう衝撃的な変化を体験したので、これからは花粉症のシーズンは毎年グルテンフリーに取り組もうと思っています。(料理上手な妻に感謝しています)

(参考にしたサイト)https://yourkins.com/blogs/journal/k004

生活の中で何を制限するか

口にするものを制限したところ、体質が変化しアレルギー症状が緩和という結果が生まれたわけですが、折しも山口周さんの本『知的生産力を高める 独学の技法』で、知的生産の質を高めるためにはインプットする情報の密度を高めることが大切であり、そのポイントは情報をいかに遮断するかということだ、という一節と出会いました。
言い換えると自分にとって必要なものだけを見極めて取捨選択する、ということですが、こうした姿勢は、生活の様々な場面に応用が利きそうです。

不惑になった今年は、自分の生きたいように生きていこうという思いが強くなっています。
それはやりたくないことはやりません、ということで、今までよりも少しわがままな生き方かなぁと思ったりもしますが、どんな世界が開けるのか、密かにワクワクしています。

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