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子どもとすごす日々のこと

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子どもとくらしながら考えたことを書いています。
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#森のようちえん

節分のできごと

節分のできごと

週2日、火・金曜日に親子参加型の森のようちえんの活動をしています。

先日の活動日は、節分の前日ということで、お昼ご飯を食べた後、
室内で鬼のお面を作ることにしました。

参加していた子どもたちは1歳~3歳。
お母さんが描いた鬼になぐり書きで色をつける子、なんとなく顔に見える丸いものを描く子など様々です。

うちのムスメは、もじゃもじゃしたものを3つくらい描いていました。
「これ鬼?」と聞くと、

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「あえて100%やらない」という教育も大事かもしれない

「あえて100%やらない」という教育も大事かもしれない

週2日、火・金曜日に親子参加型の森のようちえんの活動をしています。

先日、節分に合わせて鬼のお面を作りましたが、豆まきはせず、子どもたちがお面をつけて走り回っただけで活動を終えました。
「豆まきする人は、それぞれお家で調達してくださいね~」と。
今回は単純に豆を調達する時間がなかったからなんですが(^^;)、
後から考えると、このやり方で良かったな、と思いました。

普通の幼稚園・保育園などでは

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娘ってやつは

娘ってやつは

昨日の夜、晩御飯のハンバーグを食べていたら、3歳の娘(長女)が唐突に「父ちゃん、なんで仕事辞めたん?」と聞いてきました。

あまりにも突然だったので、妻と2人で、「え?何?なんで?」と笑ってしまったのですが、つくづく娘ってやつは自分にとって特別な存在だなぁと思ったわけです。

子どもはシンプルな言葉で色々な質問を投げかけてきます。
それらの質問に対して、子どもでもわかるような簡単な言葉で、かつ、き

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学び続ける人生を。

学び続ける人生を。

今、地域で森のようちえん(野外での幼児教育)を主宰しています。
 森のようちえんヒュッテ http://noyamacompany.com/

始めた理由は、自然が豊かな田舎なのに、地域の幼稚園・保育園等の学びの場は、都会の園と同じように園舎や園庭が中心で「もったいないなぁ、娘にはもっと自然体験をさせたいなぁ」と思ったからです。

共感してくれる仲間が集まり、1年ほど活動を続けてきたところで、子ど

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なぜ天候に関わらず外で遊ぶのか?

なぜ天候に関わらず外で遊ぶのか?

 週2日、親子参加スタイルの森のようちえんの活動をしています。森のようちえんは、野外での体験活動を柱にした幼児教育で、晴れの日も雨の日も雪の日も、基本は外に出かけます。
 ぼくたちが天候に関わらず子どもと野外で活動するねらいは、大きくは2つあります。

(1)適応する力を身に付ける

 天候は、人間の力で変えることはできません。だから野外で活動するときは、天候に合わせて、私たちが服装を調節するので

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謝り方の学び方

謝り方の学び方

先日の森のようちえんヒュッテ(自主保育)の活動での一コマ。
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山で大きなミミズをつかまえたKくん(年少)は、Sくん(年中)がどんぐりや葉っぱを集めていた容器に、そのミミズを入れました。そしてKくんとSくんは、容器の取り合いを始めました。

結局、Kくんが力ずくで容器をゲットし、1人でスタスタと先に歩いていきました。容器をとられたSくんの近くには、Sくんのお父さんとKくんのお母さんがいたので、

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