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娘ってやつは

昨日の夜、晩御飯のハンバーグを食べていたら、3歳の娘(長女)が唐突に「父ちゃん、なんで仕事辞めたん?」と聞いてきました。

あまりにも突然だったので、妻と2人で、「え?何?なんで?」と笑ってしまったのですが、つくづく娘ってやつは自分にとって特別な存在だなぁと思ったわけです。

子どもはシンプルな言葉で色々な質問を投げかけてきます。
それらの質問に対して、子どもでもわかるような簡単な言葉で、かつ、きちんと内容を伝えようとすると、とても頭を使います。「良い学びは良い問いから」と言われますが、娘との会話は、自分にとって物事の本質を考えたり、表現力を磨いたりする良い学びの時間になっていると感じます。

また、娘は僕の人生史上もっとも僕に対して「No」を突き付けてくる存在です。赤ちゃんの頃は「泣き止まない」という頑なな姿勢で、成長してしゃべれるようになると「父ちゃんじゃない!母ちゃんがいい!」という明確な言葉で、はっきり「No」と伝えてくるようになりました。
今まで生きてきた中で、1人の人間からこれほど「あなたではない」ということを繰り返し言われたことがないので、これには結構なショックを受けています。(その一方で、「母ちゃんじゃない!父ちゃんがいい!」と言われることもあり、そのツンデレぶりにやられてしまうのですが。)
こういう人間と一つ屋根の下で暮らしていくためには、どうコミュニケーションをとったらいいだろう、と、これまた色々考えさせられるわけです。

今、自主保育的に森のようちえんの活動をやっている理由の1つには、こういう特別な存在と向き合う時間を大切にしたい、という想いがあります。

冒頭の質問の真意はわかりませんが、仕事を辞めたということは以前伝えており、4月に入って保育園の送り迎えを父ちゃんがする比率が明らかに高くなったという変化を受けて、彼女なりに何か考えているのかもしれません。

ひとまず「役所との約束(=契約期間)が終わったから、お家で仕事をすることにしたんよ」と答えたところ、「自分も役所に行きたかった」と言うので、今度みんなで行こうという話になりました。


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