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未来に向かうためにハックすべき脳の「4つのクセ」

認知科学コーチングにおけるマインドの「カラクリ」について解説します。

脳の「4つのクセ」を上手にハックして、『未来(ゴール)へのリバウンド』を起こして、『現在を変えるチカラ』を生み出します。
頭で分かっていると、セッションがより濃い時間になりますので、事前にお伝えします。

①コンフォートゾーン

「コンフォートゾーンを出るんだ!」こんな言葉を聞いたことがあるかも知れません。ただ、実は、コンフォートゾーンは、出るのではなく『ズラす』が正解です。
人は、コンフォートゾーンから出ると、コンフォートゾーンへ戻ってきます。この戻る力が、モチベーションと呼ばれています。寒くても暑くても、体温は一定です。ダイエット後のリバウンドも、同じ原理です。
そして、現状のコンフォートゾーンと、未来(ゴール世界)のコンフォートゾーンのうち、コンフォートゾーンは、どちらか1つしか取れません。

そのとき、現状の臨場感が勝つと、現状維持のモチベーションが働き続けます。一方で、未来の臨場感が勝つ(=ゴール世界へコンフォートゾーンがズレる)と、ゴール世界へのモチベーションが働きます。
ゴール世界にモチベーションが働くと、未来(ゴール世界)に高い臨場感が生成されるため、現状に違和感が生じて、現状と決別するための「決断」をすることになります。そうすることで、実は不健全であった現状を捨てることができます。

②エフィカシ―

「ゴール達成のための自己評価」のことです。「自己評価」というのが、ミソです。歴史上の発明家たちも、周りから「無理でしょ」と言われながら、本人達は「私は、やれる!」と自己評価できていたから、実現をしてきました。このエフィカシーがあると、ゴール設定を現状の外に、置くことができます。逆に、エフィカシーが下がると、ゴールの高さも下がります。エフィカシーは、ゴール設定において、とても重要なものです。

③RAS/スコトーマ(盲点)

ゴールへの筋道が見える脳の仕組みのことです。
Invent on the way (インベント オン  ウェイ)=やりながら方法を見つけるという言葉があります。ゴール設定が先、そこに辿り着くまでの方法は後です。
子供が生まれたら街中で急にベビーカーが目に入るようになったり、新しい鞄がほしいと思ったら、急に他人が身につけている鞄に目が行くようになったり、こんな経験があると思います。

ゴールを達成しようと脳が働き、自然と必要なモノ・情報が、見えるようになります。この情報の認知のフィルターをRASReticular Activating Systemといい、結果として、スコトーマ(盲点:見えなくなるもの)が生じます。ゴール設定により、結果として、新たなRASが発火して、逆に、それまで見えていたものがスコトーマ(盲点:見えなくなる)になります。

④セルフトーク

自分が、自分に語りかけている言葉です。この言葉が、セルフイメージ(≒コンフォートゾーン)となるため、非常に大事なものです。
人間は、無意識も含めて、1日3万~10万回、セルフトークをしていると言われています。人は、自らに語りかける言葉によって映像を想起し、それで感情が生まれると言われています。「言葉映像感情」の順です。

もちろん、その中には、ネガティブなものも多く含まれます。セッション中で見つけた際は、カット・認知の更新をしていきます。ゴール世界を想起するセルフトークを、アファメーションと呼びます。アファメーションにより、ゴール世界の臨場感を持ち続けることができます。(言葉に限らず、持ち物などでも、効果を発揮します。)

例えば、新卒の時から「一流のコンサルタント」と名乗ったり、未来の自分が持っているであろう洋服を今から着たりなどです。

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