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花では儲けない。社長の思想

今の職場のバラは、1輪150〜200円。
東京はもちろん、長野県の他の花屋に比べてもとても安い。

花にあまりなじみのない人にはわかりにくいかもしれないが、花は丈が短い状態で出荷されると価格が安くなる。

野菜でいうと、規格外とか訳あり品。出荷されないことすらある。
そういったものを問題視してロスを無くそうという活動が、食べ物でも花でも起こりつつある。

今の職場では、そういった花を積極的に仕入れて、安めに販売している。

花では儲けない。

これが、社長が話していたことだった。

花は生活を彩ってくれる存在だけど、命を引っこ抜いてきているわけだから、高い値段で売って儲けない。
もちろん利益0ではない。お店では骨董、アートも扱っている。他の事業もやることで全体的にバランスをとっている。

最近、社長と話したことで実現したいなと感じたことがあった。

市内のいたるとこに快適なアパートを作って、社員や必要な人に安く貸すこと。

会社は複数の事業をやっていて信用もあるし、相場より安い賃料なら入居率も高いので返済計画も立てやすいから比較的金銭面でのハードルは低い。

私が長野に移住しようと思って、職場近くのアパートを回ったところ、安いけど管理されてなかったり、設備投資されてないような住居ばかりだった。

不労所得や、安けりゃ埋まるだろうというそういう安易な考えの商売を終わらせたいと話していた。

そしてどんな人でも受け入れること。

これを聞いて、そっちの方がいいに決まってるよねって思うけれど、意外にも理解されないらしい。

これからの時代を作る世代ならわかるだろうか。

都市部でやるのは人が多くて土地が高いから難しいかもしれない。小さいコミュニティをバーチャル上だけでなく社会基盤として作って行くには、地方都市の方が有利だろう。

これからは小さな町からカルチャーが起こって行くのかもしれない。そして、その一部を担っていきたい。

みんな集まれ〜


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yugyo@「インスタント移住」出版しました
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