移住で変わったお金の話
移住って、すごくお金がかかりそう。
私自身そう思っていました。
コツコツ貯めていくことが苦手な私は、ちょっと東京から離れてみたいと思っていてもあと何年かかることやら、と実現を遠ざけて考えていました。
確かに、家を買ったり車買ったり本格的な田舎暮らしを実現しようとすれば、それくらいの費用がかかるかもしれません。
小さい町に若者1人移動するミニマム移住はそんなにハードルは高くないかもしれません。
そこから広がる人脈や、地方の生活に適応するのに、まずはできる範囲で行動してみた話をしていきたいと思います。
実際いくら用意したのか
移住する前は、花屋で週4のアルバイトとちょっとしたフリーランスの活動をしていました。
一年弱、そこで働いていて、特に目的もなくですがちょっとずつ貯金していて10万円ほど溜まっていました。
もう少し準備を伸ばして、もういくらか用意しておけば楽だったかもしれないと思った節もありましたが、移住は不可能ではありませんでした。
ただ、引っ越しした方はわかると思いますが、引っ越しの初期費用でそれくらいのお金はパッと消えてしまいます。
なので、なんとか初期費用がかからない方法を、探してみました。
初期費用を抑えた方法
まずは、働きたいお店があってそこへの移住を決めたのでその付近でアパートを探しました。
東京と比較しても半分ぐらいの家賃ですが、そのぶん管理があまり行き届いていない物件ばかりでした。
知らない土地なので、本当に1人で暮らすのも寂しい思いもあったので、シェアハウスやゲストハウスを探していました。
ゲストハウスはあるものの、家賃より高くついてしまう。
そこで見つけたのが家賃相場と大体同じぐらいで、部屋を月借ししてくれるホテルを見つけました。
家具家電も月500円で借りることができます。
フロントには誰かしらいてくれるし、電気の契約なども特にないので、スムーズに移り住むことができました。
どこにでもあるものでもないので、参考にできるかはわかりませんが、結構探し続けて見つけたので、もしお目当の土地があればそういったサービスを探して見るといいと思います。
ホテルなので、敷金礼金もなく、かかった初期費用は退去時の清掃費用2万円くらいで収まりました。
ちなみに、荷物は大きめなトランクに持っていけるものだけを持ってきたので業者などにはお願いしてません。
生活にかかるお金
こちらに暮らしてから、何かと不便なことがあります。
ただ、今まで自分が何にお金を使いすぎていたか気づいたこともあります。
電車通勤してた時は、毎朝コーヒーやお菓子や何かしらコンビニで買っていました。
仕事の休憩中のお昼も大体コンビニだったので1日1000円弱は使っていたと思います。
今住んでいる街に、コンビニがないわけではありませんが結構な寄り道をしないといけないので朝に気軽に寄ることができなくなりました。
お昼は、職場にお椀を常備させて即席の麺を食べたりしてます。それで一回80円ぐらいだとすると、使うお金はだいぶ変化したなと思います。
トレードオフ
移住先でアルバイトで暮らそうとした時、東京よりも賃金は低くなります。
給与の上がるか下がるかは個人差があると思いますが、コンビニで消費してしまう機会が減れば時給は200円ぐらい違っても、少しマイナスなくらい。
時間へのゆとりと、他のことに時間が使える体力を考えると、トレードオフと思えるぐらいかなと考えています。
買い物の機会がまとまることで、無駄なものを買いにくい
コンビニで買う機会が減ったことで、まず一食分にかかるお金も減りました。
東京の家では目の前にスーパーがあったので、晩御飯をそこで毎日買っていましたが、今では帰り道にスーパーがないので、買い物に行く回数がまとまりました。
買い物する機会が減ったので、無駄なものを買う機会が減った気がしています。もちろん0ではないのですが。。
節約などを考えることが苦手だったので、環境によって無理やり節約できている感じです。田舎に移って無駄な買い物をしなくなったのも一つの利点かもしれません。
銀行が使えない。
移住してから気づいたのですが、田舎の小さな町には東京で使っていたメガバンクのATMはほぼありません。
地方銀行かゆうちょに限られます。
ゆうちょの口座を持っている人はそこにまとめておくと便利だと思います。
私は持っていなかったので、コンビニのATMを使うしか無くなってしまいました。
東京では
引き落とし用、貯金用、給与振り込み口座用と
なんとなく使い分けていたのですが、
これからは面倒になるし手数料もかかってしまうので、
一つに統一することにしました。
ついでに
Money Fordme
という、口座、家計簿、資産運用の管理をまとめてできるアプリを入れて、簡単な自分のお金の管理をはじめてみました。
ダウンロード仕立てなので、まだオススメするほど使ってませんが、もし家計簿アプリを探している人がいたら使ってみてください。
使い道を見直して、今の自分には能力を伸ばすことが最優先だと感じたため、貯金の割合を減らして、自己投資(書籍や旅、体験価値)などにお金を使っていくように計画を立てています。
それでも、美容院に行きたかったり、欲しいものがあったりした時は
交換条件を作ってクリアしていく方針にしてみました。
たとえば、
「来月分の生活費が溜まったら美容院に行く。」とか
「積立投資はじめたら陶芸教室に通う」みたいな感じです。
自分のQOLをどこに求めるか
こんな生活がしたいとか、
こんな仕事がしたいとか、
自分がどこに軸を置く傾向があるのかを知ることで、かける労力やお金をそこに割いて行く計画ができました。
環境の変化で無駄な出費を抑えられたことで、ついでについでにと必要な節約を紐付けていっています。
攻めの使い方か、守りの使い方かはそれぞれが何を求めるかで異なってくると思います。
今まで、全くそんなことを考えたこともなく、ちょっと貯金をして進歩を感じていた私にとっては大きな変化でした。
使う口座をシンプルにしたりとか、
アプリを使ってみたりとか、
生活での実験を通して発見があれば、
更新して行きたいと思っています。
私はもっと自然豊かなところに移り住みたいので、そこに投資できるように日常を過ごして行きたいと思います。。
いただいたサポートは、花と民芸の表現の追求にあてさせていただきます。