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休んで9ヶ月。辞めて3ヶ月。会社はまだこわい。

昨夜寝ようとしたら、ふいにある名前が頭に浮かんできた。

あれ、この人どこで会った人だったかな。

最近、以前に知り合った人の名前がすぐ出てこず焦ったことがあったので、また忘れてたらいかんと思い、思い出そうとした。

あーそうだ、会社の後輩ちゃんの名前だった。

会社員時代は挨拶だけしていた関係性で、今は接点がなくなっている子だ。
彼女、今も元気で働いているだろうか。

そんなことを考えていたら、あまり思い出さないようにしていた社内の風景や関わった人々、起きた出来事が次々と思い起こされてしまった。

やばい、と気づく間もなく、嫌な出来事まではっきり思い出してしまった。
上司との意思疎通に失敗し、部署のグループチャットで指摘されたこと。
その時に感じた、血がサーっと下がっていく感覚、回らない思考、自責の念。

そしてその後どんどん増していった心のつらさや体のしんどさまで戻ってくるような感じがした。

やめて。
頭をブルっと振って、抱き枕をしっかり抱きしめて顔をうずめた。
その時は、なんとかそのまま眠ることができた。

今朝。
朝ご飯を食べていたら、また思い出してしまった。
「なんか、嫌な夢を見たんだよね」
と、何気ない感じを装ってとりあえず夢ということで、相方に話すことにした。

そしたら、話すうちにしんどさが込み上げてしまった。
ぼろぼろと涙がこぼれた。
嗚咽が止まらなかった。

今も思い出すとつらいんだ。怖いんだ。
私はあそこから逃げ出したんだ。
何もできず、ただの役立たずのまま消えたんだ。
これまで会社のことは思い出さないようにしていた分、今もこれだけ会社に対して恐怖や劣等感を抱えているんだということがわかってしまった。

だけど、相方は優しく涙を拭いてくれた。
「逃げるという選択をしたのは偉かったんだよ」
「今は安心できる環境にいるから大丈夫だよ」
何度も、言い続けてくれた。

そうして涙が止まって落ち着いたら、何だかスッキリした。
思い出したことは相変わらず頭の隅にちらついてはいるけれど、そんなに気にならなくなった。
あの時のつらさが、過去のこととしてやっと昇華されたような気がした。

これからもきっとつらかったことを思い出して泣くことがあると思う。
その時はつらいけれど、そうやってちょっとずつ過去の嫌な感情を整理していけたらいいな。

そう思った、今日でした。

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