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連作短歌「雪なのに真夏」

溶けないアイス解けない数式おわらない夕方だれもいない校庭

雪なのに真夏で君の口だけがうごいてなにも聴こえない夜

底冷えの京都の祖母の住む家に屋上がありオルガンが鳴る

違うけど似ているけれど同じじゃない 第三希望まで埋める進路

五時間目家庭科室の木の椅子に座って眺める窓の外。雪。

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