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つづけること、まとめること。

 僕は2016年の秋から短歌を作りはじめました。今でもまだこの趣味には飽きていなくて、7年も続いているのは自分でも驚きです。ここまで趣味が定着するとやめることもあんまり想像できない感じになってきますが、逆に目標みたいなものはあまりなくて、1首できるごとにInstagramやnoteに載せて満足。という生活を送っているうちに1000首を超えるくらい短歌が溜まってきていました。

 自分の作品が溜まってくると、ふつうはアルバムとか作品集を作ろうというやる気がみなぎるものなのかもしれませんが、それはまあ今はいいかな、いつかやれればいいやと思っているだけでした。ひとりで自分の短歌をまとめて印刷製本してみたところで、買ってくれる人も売ってくれる人もそんなにいないだろうし。今は誰でもオンラインショップを開設して自分で販売することもやろうと思えばできますが、便利とはいえ、梱包して発送してというだけでも、とてつもなくめんどくさそうに思えます。

 そんなとき、友人がなかなかのという店をオープンして、カフェバーのすみっこに本や雑貨もならべて売っているというではありませんか、これなら作って渡してさえしまえば、店に来た大学時代の知り合いなどが見つけてパラパラめくってくれたり、なにかの拍子にお金を払って持って帰る気になってくれたりするかもしれません。梱包発送の手間も省くことができます。なんと素晴らしい。

 それで少しでも目立つように表紙を黄色にすることだけ先に決め、自分の短歌を見返して懐かしくなったり自画自賛したりしながらどれをどの順番で載せるか考えはじめてみると楽しくて、あっという間に、シンプルだけど黄色くて目立つし、分厚いけど意外と手に馴染む、いい感じの歌集が完成しました。簡単でした。

 しかも、これからも引き続き創作をしていくぞー、という気分もあらためて出てきます。コツコツ作り続けていくことと同じくらい、ときどきドカンとまとめて形にすることも大事なことなのかも。なかなかののおかげで気づくことができました!

 こんな感じで、いろんな個人のいろんな段階に、きっかけみたいなものを与えてくれる場所として、なかなかのがあってくれたらいいなと思うし、僕も引き続きうまく利用させてもらいたいです。

 というわけで、僕が初めて作った自分の短歌の本『ほのぼのとした歌集』は、なかなかので販売してもらっていますので、ぜひ手に取ってみてください!

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