2023年6月10日、セツジツ祭を機に制作した私家版第一歌集『ほのぼのとした歌集』です。 東中…
会話するたびに倒れる寸前のセーブポイント 光でわかる 役割を自分で決めてやらなくていいこ…
カタログを見ているときのスピードでわたしの頼りなさを蔑んで 下書きのようなラフさで本心を…
あの夜の僕ら絶対ミドリ色だったと誰か信じて、欲しい 一生に一回あなたが叫ぶとこ見たいなあ…
2の速さ4の速さを操ってCM飛ばす夜中の手つき 他人から見える自分と姿見に映る自分の差がモダ…
なんらかのパーカッションになりたくてわけもわからずぬり絵を買った 餅つきは見ているだけが…
連休を喜びすぎて久々に会った男に心配された もう泣かない過半数から支持されたらしい善意が…
好きなものどんどん減っていく日々をリバーシブルにしてやりすごす 突き詰めてしまえば薬味が…
比喩ですが心の波打ち際に来て 繰り返しよりたった一度で 手作りの椅子をギシギシさせながら…
いつ来ても同じ気温の空港の呼べばもう消えそうな自己愛 大宮に盆栽美術館という場所があるら…
初めてなことをやりたい履きつぶしたのと同じのをまた買うとか 横顔を見過ぎて窓の外までの白…
性格の不一致なんて愛おしいことが起きると信じる力 気を合わせ文化を合わせ目を合わせ失敗で…
仕事辞めようとしている友達の身体の見たことなかった部分 警察を呼んだり野次馬が来たりはめ…
出来事をどんどん引き寄せてしまう彼を正直気の毒におもう 趣味じゃないシミュレーションの西…