あの夜の空はぜったい緑色だったと誰か信じて、欲しい あふれたらあふれたままで手のひらに夜…
話されている内容は話したい内容だった時点で古い 正しさにたまたま沿ってた性質をだからとい…
ちょっとだけ大事なことのほとんどは地下道を歩きながら伝えた 退屈がこびりついてるこの窓を…
実物はいつも見劣りしてしまう私の思い込みのほとんど 我慢してもやしをたべる 我慢して残り…
いまどきのたのしいことをこっそりとおしえてくれるはとこのなぎさ わるくない趣味のいくつか…
梅雨晴れのナイトゲームに憧れてソロホームランにまた憧れて 流星群 わかる悪口わからない悪…
この人は最初からいたこともなく最後までいたこともないよな 二年前ならば違ったわけもなくそ…
木があって歩道があって橋がある音が聴こえるそのままの音 アーケード商店街へ連れていく途中…
今朝もまた憶えていないふりをして都合がいいと思ってもらう この足に染みついている目的のな…
どんなどんなどんな朝にも君がいてかきあげられる染めたての髪 埋める側ではなく埋められる側…
なくたっていいけどあってくれたらいいブロッコリーの元気なサラダ 土曜日の急ごしらえのテラ…
次に履くつもりでそこに置いていた靴下がもうすでに消えてる 織り交ぜるダジャレひたすら的を…
跳び上がるための練習だったこと伝えないまま今も住む町 まだ海の隣に知らない恋人のいるかの…
顔見たらまず信号に一回も引っかからずに来たよと笑う ローソンの青く消えゆく夕方に念じて興…
ランダムのなかなか出ないデザインのそれでもこんなに叶いやすくて 非合理を抱きしめようとす…