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「会社辞めたい」と悩む人へ。勢いで独立したけど想像以上にシビアな世界だった話。

去年の春。

副業収入がそこそこ伸びてきて、それだけで生活費をまかなえるようになりました。

Webライティングはやっていて苦じゃなかったし、いずれは自分で事業を始めてみたいという気持ちも強かったので勢いで退職願を提出。

上司に引き止められたり、後輩に引き継ぎしたり、結局は退職願を出してから約1年は副業サラリーマン状態でしたが、2023年4月には開業届を出して独立しました。

副業サラリーマンだった僕も、晴れて個人事業主になったわけです。


自由を求めてフリーランスになった僕でしたが、いざこの世界に飛び込んでみると、そこにあったのは想像以上にシビアな世界。

  • 「自由で平穏な世界」ではなくて「食うか食われるか弱肉強食の世界」

  • 「時間や場所に縛られない」は「いつどこにいても仕事漬け」の裏返し

  • 「個人の力で生きていく」に執着すると、孤独と劣等感にさいなまれる

  • 税金・法律・病気・事故、すべては自分の責任で、誰も助けてくれない

  • 家にこもって仕事してると、心と体の健康が徐々に確実に蝕まれていく

なるほど。

副業時代から薄々感じてはいたものの、やはりフリーランスの世界はドロドロです。

YouTubeでよく見るキラキラ輝いてる人も、実は裏では泥臭いことやってたり。
豪勢な暮らしが目立つインフルエンサーも、泥水をすすってた過去があったり。

せっかく念願の独立を果たしたのにメンタル病んで鬱っぽくなる人が多いのはこういうことか、と納得しました。

他にも、

  • 成功してるフリーランスと比較して自己嫌悪に陥る人

  • 金銭・男女関係のトラブルに巻き込まれて終了する人

こんな感じの人たちも少なくありません。

現実は、残酷ですね。


一方でフリーランスとして息長く活動し続けている人が多くいるのも事実です。

どの分野で活躍しているかはさておき、活躍できるフリーランスに共通するのは、

  • 睡眠・運動・食事にある程度は気を使っている

  • 自分の凡庸さを認め、地道に勉強し続けている

  • 「よく分からない」を放置せず、すぐ解決する

要するに、
健康知識・向上心・実行力
この3つを備えていること。

正直これさえあれば、実はフリーランスとして生きてくほうがラクなんじゃないかと思ったり。

コツコツ淡々と努力を続けられる真面目な性格の人にとっては、フリーランスという働き方のほうがメリットは大きいです。

会社員と同じくらいの仕事量をこなせるなら、独立したほうが収入は上がりやすくなります。

当然ですよね。自分が立てた売上がそのまま自分の口座へ振り込まれるわけですから。

会社が所有する建物の家賃とか、業績が振るわない社員の埋め合わせ分の金額とか、そういったものが差し引かれる前の「純粋な報酬」を受け取れるのがフリーランスの魅力です。


しかし今後は、この事実に気づいて独立する人が増えてきて、フリーランス界隈への参入障壁が徐々に高くなっていきます。

なるべく早い段階で参入しておかないと、先行者利益を逃すどころか、価格競争に巻き込まれて低単価労働で消耗する羽目に。

「フリーランスという生き方に憧れる」
「いつかは自分で事業を始めてみたい」

このような気持ちが少しでもあるなら、腹をくくってチャレンジしてみるのもありだと思いますよ。

やってみて「自分には合わないな」と感じたら、また会社員に戻ればいいだけです。

「やらなかった後悔」は一生引きずりそうですが、「やってみたけど上手くいかなかった経験」は自分の血肉となってその後の人生を豊かにしてくれるはず。

一度きりの人生だし、迷うくらいならチャレンジしてみてもいいのでは?


ちなみに独立後2か月目の僕は、こんな感じの仕事をしています。

  • Webライティング案件のクライアントワーク

  • 自分で作ったWebメディアの運営

やってることは副業時代と大差ないですが、できることの幅は広がったように思います。

このnote公開直前には「経営者向けの新規事業」の立ち上げにも参加させていただけることになり、また1つ楽しみが増えました。

格上すぎるメンバーに囲まれた「完全に僕の力量を超えたプロジェクト」ですが、必死に食らいついていきたいと思います。

いろいろ学べることも多いと思うので、何かあればまた記事にしますね。

では、今回はこの辺で。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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