2024.04.05
一行でも読んだ本について感想や学びを日記としてしたためる形式に変更。滅多に一気に読み切らないので。
批評の「風景」 ジョン・バージャー選集
– 2024/1/23 ジョン・バージャー (著), トム・オヴァ―トン (編集)
英国を代表する美術批評家の批評がアーカイブされたもの。彼に関しては過去にこちらを拝読済み。
李禹煥氏の作品が表紙になっていることもあり、楽しみに待っていました。
「キュビスムの瞬間」の章は特に面白かった。美術批評というより小説アンソロジーのようだが、節々に学びがある。文学のように批評を書くのは当時一般的だったのだろうか。
へんなの
– 2023/2/16 国崎☆和也 (著)
ランジャタイ国崎さんには「おもろすぎる」という感想しか湧かない。息できないくらい笑ってしまう。
これまでお笑いを見ている時、「ここが笑いどころだよ」という芸人さんからの空気を察知して笑うことが多かったんだな、そんなことを気付かされた。
過去、多分幼稚園か小学生の時、すぐに現在が過去になるのに気づいたときすごい怖かったのを思い出した。「なんとかしなきゃ!!」と思って、一分おきに考えていることを白い紙に書いていたことも思い出した。成人し返してから見直して、怖くてもう見てないけど。
この本は、またしばらくしたら、もう半分を大切に読もうかな。
(見えない)欲望へ向けて ――クィア批評との対話 (ちくま学芸文庫) 文庫
– 2022/2/12 村山 敏勝 (著)
クィアだったりジェンダー関連の書籍は全く読んだことがない。
にも関わらず、なぜか2年前に購入していたもの。最近見たアニメに影響されて手に取った。
本書の概要はこちらがわかりやすい。
英文学における推理小説からティーン向けまで批評していくさま、たまに胸をえぐられるような気持ちになることもあるが悪くないかな。「見えない」ものを言語化されて提示されるから仕方ない。でも出てくる作品自体が知らないものばかりなので、ちょっともったいない気分だなあ。