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読書日記 2024年4月7〜13日
2024.04.13
測りすぎ――なぜパフォーマンス評価は失敗するのか? 単行本
2019/4/27 ジェリー・Z・ミュラー (著), 松本 裕 (翻訳)
おすすめしてもらった本を読んでみた。本書の概要は下記2つの引用がわかりやすい。
数えられるものすべてが重要なわけではなく、重要なものすべてが数えられるわけではない。
本書の目的のひとつは、実績基準が純粋に有益な場合を特定することだ。測定執着に特徴的な機能不全なしに、測定基準を活用する方法を特定するのだ。
統計学周りの内容が多いかと思っていたが、筆者は歴史学部教授なので歴史から測定執着のルーツやそれに至るケースを知ることができた。教育学、文化学に関するあたりはとても興味深かった。社会的信頼が欠如した文化では測定は重宝されるし、何かを比較検討できるようになった場合も然り。普段データを見る際もソースを確認するクセづけてはいるものの、そればかりに頼らずにどこかで自らの判断に自信を持つことが必要。
ロバート・ロウは1856年、資本主義の歴史の中でも非常に影響力の大きな法案を議会で通過させたことで注目を浴びた。それが株式会社法で、前年に通過した有限責任法と併せて、有限責任の原則に基づく民間企業向けの新たな法律を策定した。
(見えない)欲望へ向けて ――クィア批評との対話 (ちくま学芸文庫) 文庫
2022/2/12 村山 敏勝 (著)
読んでも読んでも、引用元がピンと分からないので難しい。フーコーやフロイトも頻繁に引用されるし、文学作品も調べつつ読んでいる。主に一章はホモソーシャルやホモフォビアについて書かれている。18世紀 ロンドン モリーハウスに関する歴史的考察が興味深い。
第三章はジェイン・オースティンによる『エマ』について語られるが、作品は知らなくても最もとっつきやすかったです。
チェンソーマン 8 (ジャンプコミックス) コミック
2020/8/4 藤本 タツキ (著)
ウッ!良…。となるシーンが大量にあるのが8巻。たまに読み直しています。宇宙飛行士の上半身と下半身が分かれているシーンはたまんないですね。「隠し味は罪悪感。」も良い。クァンシも良い。ありがとうございます!
大好きだった漫画のシーズン2が出ていて、読むか迷う。怖い。昔のままの読後感を覚えられるか不安。倫理道徳を犬に食わせ、シニカルに不条理を描くような作品なので、気になった方はこっそり聞いてください。
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