見出し画像

億劫という時間感覚

昨年から度々、更年期特有の不調で起き上がることができず、無気力で一日中ベッドで過ごすことがある。

手がかかることが大好きで、例えて、大泣きしている赤ちゃんをあやすのが好きだと話しても理解してもらえない。
誰か困っていたら無理をしてでも飛び上がって助けに行くのにと、不自由さにこちらが泣きそうになる。

「劫」は時間を表す単位、「億」というとてつもない時間がかかるので容易ではない、面倒で手間がかかるからやりたくない、と仏語から来ている。因みに、刹那は時間の最小単位。

これまで億劫でない時間を生き、折り返し地点を過ぎ、その感覚が違ってきた。
鈍ったのではなく、時間の単位を知ったのだ。
不自由さを受け入れる寛容さ。