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桜島から天保山へぶらり

物販からライブ開始までの空き時間。ライブハウスの立地上、ユニバ前をぶらりとご飯食べるのもいいし、少し歩いたゆめ咲線安治川口駅で貨物列車ウォッチングなどいろいろできるが、僕はちょっと足を延ばして、天保山でご飯を食べることにした。電車かバスだと大回りになる距離だが、ちょっとした裏道みたいなのがある。

昔ながらの渡し船

ライブハウスから徒歩10分。倉庫街を抜けた先にあるのが

天保山渡船場の「桜島」の桟橋。ここから天保山のそば「築港ちっこう」への渡し船に乗れる。舟運が盛んで、橋をかけることが難しかった大阪市内ではかつて多くの渡し船が市内の足として活躍していた。今でも大正区を中心に8ルートが残っていて、通勤通学や日常生活で日々多くの人が利用している。6時台から20時台まで30分おきを基本に朝夕は本数が増える。ちなみに、道路の代わりで市営ということもあって運賃は無料。なんとも太っ腹だ。

オールスタンディングで自転車も搭載可能。この日も自転車を乗っけてる地元の人々やクロスバイクの外国人(ユニバのクルー?)が乗船していた。普段着の風景とその外国人が船員にグータッチする陽気な光景はなんとも微笑ましい。

真上にそびえ立つ阪神高速5号湾岸線の天保山大橋や工場地帯、桜島駅前のホテルや「Zepp」、ビル群を眺めながら、安治川あじかわを横切って進んでいく。物販でも見えたのだが、タンカーや遊覧船などがひっきりなしに行き交う光景はまさに「水都大阪」と呼ばれる所以だ。そんな行き交う船をかわしつつ、2分で港区天保山側である「築港」という桟橋に到着。

天保山でぶらりと腹ごしらえ

天保山にある「マーケットプレイス」でしばらくぶらり。クリスマスイブで金曜夕方ということもあって、ファミリーやカップルで賑わう。

ライブ前の腹ごしらえにフードコートに寄ってみる。ケンタッキーやサーティワンなどのお馴染みからたこ焼きと「ラヂオ焼き※」の「会津屋」などたくさんある。

※具材に牛すじとこんにゃくを入れたたこ焼きの原型となる粉もん。当時、庶民の高嶺の花であったラジオから名を取ったと言われる。ここから明石焼き(玉子焼き)を真似て生まれたのがたこ焼きである。

さらに「なにわ食いしんぼ横丁」という昭和のガード下や路地裏をイメージしたレストラン街にはお好み焼きの「ぼてぢゅう」やカレーの「自由軒」、オムライスの「北極星」など大阪が誇る名店揃いで悩みに悩ませる。そんな僕が決めたのは

北海道十勝地方の名物豚丼のお店『炭火甚平』。前々からホンマもんを食べたくてあえてここにした。加えて、自分でも作りたいからその勉強も兼ねて。

炭火の香りと甘いタレが最高だ。そのタレが染みたご飯はたまんなく至高だ。

その後少し甘いもんを欲して

ふと目に止まったミルキー味のソフトクリームを購入。飴ちゃんの方同様に甘くてクリーミー。ソフトクリームの食感にも良く合っている。

最後は海遊館のイルミも見てきた。海遊館は2回行って、そのうち5歳ごろはなぜかギャン泣きしてたのを今でも覚えている。僕にとって今は高嶺の花だが、素敵なデートしてみたいもんだなぁと思った。それから、再び渡し船で桜島へ戻り、ライブを楽しむのであった。

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