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咀嚼大事。

数年前にツイッターのタイムラインで読んだ記事を少し思い出して拾ってきたので紹介したい。2015年までの10年間でガムの売り上げが4割落ちていて、「ガム離れ」が進んでいるという。また、TBSラジオ『森本毅郎 スタンバイ!』の取材によれば、グミやタブレットを好む人がいたり、ガムだと包んでどこかに捨てなければならない手間があるからと話す人がいた。

ガムは日常

いつ頃からか分からないが、我が家では僕と妹は昔からガムを噛む習慣が根付いている。ご飯を食べ終われば「キシリトール」のガムを噛んでるし、行きつけの歯医者でキシリトール100%という歯医者限定のガムをもらったりもする。我ら兄妹ともども、ガムでいちゃもんをつけたことはおそらく一度もないと記憶している。僕自身も「めんどくさい」なんてことは思わず、宿題中、鉄道図鑑、雑誌を読んでるとき、テレビを見ながらなどながらで歯の強化ができるのが気に入っている。また、僕は早食い傾向があるので、咀嚼の補助にも役立っている。
妹と上の記事を紹介したところ、別に何とも思わず、僕と同意見、不満もなかった。

仕事で

今やっているアルバイトでも休憩中にいつも、ガムを噛んでいる。動き回るハードな仕事柄から最初は炭水化物を摂取していたり、クラッシュゼリーを食していたこともあった。しかし、クラッシュゼリーは咀嚼の足りなさで物足りない、炭水化物は消化にパワーを取られてしまい、能率が下がるからという理由でガムに変更。終盤に腹ペコになるが、クラッシュゼリーより満足し、胃の負担が少なく、咀嚼で頭が活性化されて比較的捗るようになり、これで落ち着いている。

ガムの健康

グミやタブレットに比べたら、ゴミの手間とか、飲み込めない不便さ、噛み応えの面倒くささを思う人はいるかもしれない。ただ、僕自身は早食いの癖が昔からあり、両親に注意されるほど。早食いの人ほど肥満になりやすいと言うが、実際小学生当時は肥満ではないにせよ平均より5kgぐらいは重かった。お菓子とかも結構食べていたし、白ご飯は2杯食べていたぐらい。そう考えると、ご飯2杯食べながらも今は比較的スリムだし、歯の異常もきたしていない。ガム噛んでいなかったら、肥満に突っ走っていたかもしれない。

ガムに対してはネガティブイメージも多いが、こうやって、良いこと尽くしなのが、よくお分かり頂けただろう。また、上にあげたラジオの取材でも、ダイエットで食欲を紛らわせるため、授業の眠気を抑えるためなどガムにポジティブな感覚を持つ若者もいたそうだ。
ガムに限らず、普段の食事から咀嚼をすることはメリットが多く、『ひみこのはいいぜ』という語呂合わせで啓発するほど。僕自身も咀嚼を意識することで少しばかり胃腸が良くなった。
また、『孤独のグルメ』を見てると井之頭五郎を演じる松重豊さんもガッツリ食しつつ、よく噛んで味わっている。だから、あんなリアルな美味しさを表現できるわけだ。
どんな食事でも咀嚼するから味を楽しめて、食の良さがわかる。食育する上ではこれもなくてはならないことなのかもしれない。

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