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数年越しにありつけた塩ラーメン

福島喜多方、東京、富山ブラック、札幌、長浜(福岡博多)、そして京都など、日本ではありとあらゆるラーメンがせめぎ合っている。
その中で大阪では塩ラーメンの店がけっこう多いそう。たしかに京都駅ビルの拉麺小路にある大阪のラーメンは塩だったぐらいだから。そんな塩ラーメンの代表格と言えるのが『塩元帥』。近畿地方を中心に岐阜、岡山にも進出している。

僕の故郷滋賀県長浜市にも進出し、高校の先輩や同期、後輩がSNSに載っけているのを僕は何十回も目にして、いつか行ってみたいと思っていた。それから数年経って思い立って、アルバイトを終えた後に一度久御山町の塩元帥に行ってみることにした。

受付のボードに名前を書き、呼ばれると店内へ。威勢のいい大声が店中にこだまする。男性陣の見た感じも体育会系だし。

席につき、メニューを見る。やっぱり、店の顔である『天然塩ラーメン』からいっておきたい。それに「半チャン(半チャーハン)セット」でオーダー。すると、店員さんから

「キムチご自由にどうぞ」

と言われ振り返ると、なんとキムチのセルフサービスが一角にあった。辛いもので胃がもたれやすく、乳製品を摂ってなかったが、セルフサービスするのだから、美味しくて自信があるに違いない。ちょっとだけよそって食べてみることにした。そして…

まずはやっぱりスープから。クリアであっさりした塩味。そして、「茶色い粒々はなんや?」と思って一口かじる。カリカリのニンニクのようだった。香ばしく、いい香り。アクセントにもなっていた。

続けて麺。平ためで歯応えがあって、滑らかな舌触りとのどこしもいい。全店舗で一から作っているというこだわりがあるだけにそれは伊達ではない。

半チャーハンもいってみようか。いい焼き目がついていて、非常に香ばしく、美味しい。
「ラーメン屋のチャーハンってなんでこんな美味しいんやろか…」

途中の味変も兼ねてキムチも。辛すぎることもなく丁度いい辛さ。ラーメンにも良いアクセントになった。後で胃がもたれることもなく、良いキムチにありつけた。あれだけ大量にあるのもよくわかる。今度は白ご飯と一緒に食べてみようかな。

店の名を知ってからだいぶ経ってからようやく食べることができて、本当に支持される理由がよく分かった。最後まで飲み干せるあっさり味で非常に美味しい塩ラーメン。次は「梅塩ラーメン」いっちゃおかな。

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