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急行乗って、プレイバック

ネカフェ試しのついでに乗りたい列車にも乗ってきた。早朝と深夜限定の「レア種別」。でも、僕が幼少期には当たり前のようだった過去も。

ネカフェから秒で駅へ

阪急京都河原町駅コトクロス出入り口。

阪急京都河原町駅。ネカフェの下だから、5分もかからなかった。

爆睡

白い幕と暗がりの車内
仲良く爆睡

駅に着いてホームへ。乗りたい列車は前夜から止まっていた電車。電気を落とし、暗がり。行き先は白い幕。“気持ちよく爆睡中”だ。

電車の目覚め

パンタグラフ上昇
反対側のドアをチェック。そして図らずも「反射鉄」
こっちの扉もガチャガチャ。

しばらくすると、運転士と車掌が現れた。
手歯止め(車輪止め)を外し

  • ブレーキ試験

  • マイクテスト

  • 両側扉動作

  • 各種機器類

などをチェック。早朝の駅に来るとこんな光景を見られる。いわば、“電車の目覚め”。

幕回し

去年消えた「快速急行」
祇園祭で使えそうな「臨時急行」
どこで使うん!?「通勤急行」

チェックし終えると幕が回転。去年のダイヤ改正で「準特急」に改名して消えた「快速急行」同じ改正で消えた「快速」などファンにとっては至れり尽くせり。さらには使用機会がほぼ無いのも。

急行に乗る

現れた「急行」
平日朝1本のみ。もう1本は長岡天神発。

そして現れた「急行/大阪梅田」。今回の目当てはこれ。5時台に京都河原町と長岡天神から梅田へ向かう2本と23時台に梅田から河原町へ向かう4本の運行。京都線では見かけるのがレア。特に僕の場合、家から乗りに行こうにも始発で間に合わない。

乗務員の会話

世の中興奮することいろいろあるけど、一番興奮するのはこの行き先なんだよな。間違いないね。

ちなみにさっきの乗務員2人の雑談を聞くと

急行見ると興奮するらしいで笑笑

と運転士が言ってた。

ここにいますよ。興奮してる人🙋‍♂️

停車駅

烏丸駅。そこそこな人。

さて、京都河原町を出ると

烏丸、大宮、西院、西京極、桂、長岡天神、高槻市、茨木市、南茨木、上新庄、淡路、南方、十三

に停車。高槻市から大阪府下と京都市内(桂以東)は準急と同じ駅に止まる。一方でこの間では特急並みに停車駅を絞り、2つのいいとこ取りをしている。

去年までのこの時間。

ちなみに幕回しで出てきた「快速」はここから「西京極」を通過。「急行」の前身だった。

風景

地下から出てきた。曇天な朝。

曇り空で午後から雨も降ってきたほど。でも、時折日が差している。

6時台になると、客が増えてくる。都心へ向かうというのもあるが、停車駅が多く、追い抜き待ちが無い。全区間先着の速達列車はけっこう混む。

16年前の思い出話

上新庄駅。16年前の「急行」は通過していた。

ここで少し思い出話。実は16年前にも京都線で「急行」が存在していた過去がある。このときは上新庄と南方は通過し、高槻市から河原町まで各駅停車だった。

淡路を通過の「特急」

当時は「特急」が淡路駅に停まらなかった。天神橋筋六丁目方面と地下鉄堺筋線から京都方面、北千里方面への接続を確保。停車駅も少し減らした。特急を補完する意味合いが強かった。さらにラッシュアワーに堺筋線へも乗り入れていた。

「準急」へ改名

しかし、2007年のダイヤ改正で特急が淡路に止まることになったことで上新庄、南方に止まる「準急」に改名。

特急の補完→大阪府下の中距離速達列車

へ変貌。一方で急行という名は2022年の改正まで息を潜めた。

よくすれ違ってた。

淡路駅。ジャンクションに特急が止まるというのは大きな出来事。

ちっちゃい頃、母方のおばあちゃんに会いに梅田から北千里行きによく乗ってた。そのときに、淡路から梅田の間で急行とはすれ違っていて、懐かしい。

期待したダイヤ改正

そして、2007年のダイヤ改正で「急行→準急」に変わることもよく覚えてた。そのときは南方という「御堂筋線乗り換え駅」に止まるというのが良い意味で衝撃的だった。当時「小4の滋賀県民」なのに利便性向上に期待していた。その時からのオタクだった。

南方駅。御堂筋線「西中島南方」も目と鼻の先。

それから16年、姿形を変えて、南方にも急行が止まるようになった。

終点へ

列車は順調に進んだ。定刻通り大阪梅田に着いた。

左の「急行」は折り返して千里線へ。

折り返しは「北千里行き」。ダブルで懐かしい。

プレイリスト

最初には『うそつき』実はリョクシャカライブの当日。少し予習もできた。『ユーエスタス』は

すれ違う急行

というドストライクな歌詞が出てくる。しかし、京都線の急行はすれ違うことは一切ない。

ストリートミュージシャンの投げ銭のような感覚でお気軽にどうぞ。