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tamanabinote2020
上等!上等!
「上等」というこの言葉。「上等なもの」というような高級の意味合いのほか、「上等やないか」「ケンカ上等」などと相手を威嚇したり宣戦布告したりするときにもよく使われたりする。
ただ、沖縄ではこの言葉は「いいね」「Good」関西弁だと「ええやん」「ええなぁ」に相当する意味なんだとか。
「まくとぅそーけーなんくるないさ」
— 連続テレビ小説「ちむどんどん」 (@asadora_nhk) April 11, 2022
暢子は暢子のままで上等、自分の信じた道を行け#ちむどんどん #朝ドラ #うちなーぐち#大森南朋 pic.twitter.com/aY7p6LlAuT
そういえば、朝ドラ『ちむどんどん』でも主人公暢子の両親がそんな語りかけをしてきて、それぐらい「上等」というのはホッとするニュアンスがあるのかと思うし、県民には当たり前なのだろう。
他にも、富山では「気の毒」が「ありがとう」って意味になるし、僕の故郷滋賀では「えらい」を「しんどい」「とても」という全く違う2つの意味で使うことがある。
このように、同じ言葉であっても土地が変われば意味が大きく変わることがある。冒頭の記事を見て「上等」をこんなポジティブに使われるのは驚いたし、「うちなーぐち」の進化の面白さを垣間見れたりする。元々耳に敏感で地方に行ったときの雑談の訛りには特に耳を傾ける。聞き慣れないアクセントや言葉には興味があったりするし、耳慣れた関西弁であっても育った滋賀湖北とか京丹後、奈良でも全然違う。それ故、「ちむどんどん」の言葉は聴き入ってしまう。方言おもろいもんや。
ストリートミュージシャンの投げ銭のような感覚でお気軽にどうぞ。