アキレス腱の機能解剖
アキレス腱は人体最大の腱であり、とても強靭な組織です。その一方で、アキレス腱断裂やアキレス腱周囲炎、付着部損傷など障害がとても多い部位でもあります。
今回はアキレス腱の基礎的な機能解剖を中心に記載したいと思います!
1.アキレス腱とは?
アキレス腱は腓腹筋とヒラメ筋(足底筋)から構成される人体最大の腱で、腱鞘は存在なく、パラテノンという結合組織で覆われています。また、腱はコラーゲン線維から構成されているため、基本的には硬くて・伸びにくい組織です。
靭帯最大で強靭な構造であるため、アキレス腱は体重の12倍の負荷(おおよそ1トン)に耐えうることができると言われています。
また、アキレス腱の特徴としては大切なことは
・捻じれながら走行
・近位3㎝が障害されやすい
・足底腱膜と連続
これらの3つの点が大切と考えられます。
これらの解剖学的構造により、アキレス腱は人体最大で強靭な腱であるにもかかわらず、障害が多い部位である理由なのではないかと考えられます。
今回の記事では、この3つの点に着目しながら、アキレス腱障害との関連にも考えていきたいと思います!
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