肩関節の位置が変化すると
モーメントアームも変化する!~臨床へ汎化させるポイント~
肩関節は多くの筋肉が働き、屈曲・外転・回旋等の運動が生じます。肩関節の運動に関与する筋肉は多くあり、一定の作用を持つ筋肉と関節角度によって作用が変化する筋肉もあります。
関節角度により、作用が変化する筋肉はどの関節にも認められます。例えば、股関節でいうと代表的なものが梨状筋や大内転筋が挙げられます。梨状筋は股関節屈曲角度が増大すると「股関節外旋→内旋」へと変化します。大内転筋も股関節屈曲角度が増大すると「股関節屈曲→伸展」へと作用が変化します。
肩関節の腱板筋群を例に挙げ