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週刊!リハマガ! ~整形リハビリの考え方~

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2022年2月の記事一覧

足関節底屈位で足趾屈曲運動を実施する理由

皆さんは足部の運動として、どのような運動を実施していますか? 臨床で一番用いられている運動として、タオルギャザーやショートフットエクササイズが多い印象があります。 タオルギャザーやショートフットエクササイズの以外にも多くのトレーニングがありますが、臨床において巧緻性が高いトレーニングが出来る方は限られてきます。 今回は臨床で使用される機会が多いと思われる、タオルギャザーに絞って、記事の内容を記載させていただきます!まず、タオルギャザーの様な足趾のトレーニングを行うとどのよ

サイレントマニュピレーション後の理学療法を考える!

凍結肩は肩関節の疼痛(運動時痛・夜間痛)や運動制限を伴う疾患です。主に中高年(40~60歳)に多く発症し、男性よりも女性に多く見られます。肩関節可動域では屈曲・外旋・結帯動作が制限されることが多いです。 凍結肩の定義は”原因不明な一次性特発性拘縮肩で、肩関節屈曲100°以下、外旋10°以下、結帯動作L5以下”とされています。 しかし、凍結肩は可動域制限以外にも多彩な症状があり、原因も不明であるため、かの有名なCodmanも凍結肩を「difficult to define,

CAIに対する介入方法の検討

足関節捻挫を繰り返すことで生じる障害が慢性足関節不安定症(以下:CAI)と考えられており、初回捻挫の約30%にCAIが生じると報告されています。また、CAIは将来的な変形性足関節症に繋がると報告されています。 CAIでは捻挫を繰り返す、ギビングウェイ、持続的な足部の疼痛、自己申告による機能低下などの症状が出現します。また、変形性足関節症となると、”普段の歩行でも足関節周辺に疼痛が出現したり、寝返りにて足首を下側にするだけでも疼痛が出現する”こともあります。 CAIが生じて