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週刊!リハマガ! ~整形リハビリの考え方~

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2021年12月の記事一覧

FAIでは体幹の介入は必須

以前の記事「FAIの評価を徹底解説!」の中で、評価について解説したので、今回の記事では、FAIの治療について記載していきます。 FAIの治療は保存療法と手術療法の2パターンが存在します。基本的に保存療法から始めて、3か月経過しても改善が見られなければ手術といった考え方があります。 保存療法の文献をいくつか読むと ・理学療法と患者教育がFAI患者の症状管理に有効 ・股関節と体幹の安定化、股関節の筋肉のアンバランスの修正、バイオメカニクスのコントロールを含む理学療法が有効

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結帯動作の基礎 ~正確な評価方法は存在するのか?~

肩関節の可動域制限があると頭上に手を伸ばす動作や背中に手を回す動作ができず、日常生活に支障をきたすことが多いです。特に、拘縮肩では肩関節の可動域が著明に制限されるため、結滞動作も制限されてしまいます。 結滞動作は男性ではベルトを着ける際に、女性では下着をつける際に必要な動作となります。結滞動作は内旋可動域が重要と考えられており、「結滞動作の制限=肩関節内旋可動域制限」と考えられていることが多いです。 確かに結滞動作に肩関節内旋可動域は大切です。しかし、結滞動作は肩関節、肘

肩甲上神経が原因となる肩関節の疼痛

みなさんにも経験はありませんか?肩関節の可動域にほとんど問題が無いにもかかわらず、1st外旋最終域や結帯動作、後方へのリーチ動作で肩関節後面に疼痛が出現する方... あれって何なんですかね? 肩関節の可動域制限がほぼ無いということは、関節包や筋肉の短縮の影響は少ないと考えることが出来ます。でも、どうして可動域制限がほぼ無いにも関わらず肩関節後面に疼痛が出現するのでしょうか? いろいろ原因はあると思いますが、今回は肩甲上神経と肩関節後面部痛について考えていきたいと思います

足底部痛とFoot core system

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FAIの評価を徹底解説!

FAIとはFemoroacetabular impingementの略語で、若くて活動的な患者によく生じる疾患と考えられており、大腿骨近位部と寛骨臼の間の異常な接触が生じます。 私の経験ではサッカーやゴルフを日常的に行われている方に多い印象があります。また、日常生活では車の乗り降りやトイレの着座、立ち上がり時に痛みが出る方もいます。 FAIを持つ患者は股関節痛が生じ、股関節の機能低下を引き起こすことが多いです。また、大腿骨近位部と寛骨臼の異常な接触は、変形性股関節症を引き

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