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週刊!リハマガ! ~整形リハビリの考え方~

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2021年1月の記事一覧

外反母趾の評価・介入

みなさんこんにちは!理学療法士のYoshiki(@PtGekikara)です。前回の記事では外反母趾のメカニズムについて「10のStep」にて解説させて頂きました。 「外反母趾はStepで考える」を読むことで、「外反母趾の評価・介入」についてより理解が深まると思います。 1.外反母趾の評価

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膝蓋骨の安定性に重要なMPFL どこまで知っていますか?

みなさんこんにちは!理学療法士のYoshiki(@PtGekikara)です。 今回の記事では膝関節の靭帯「MPFL(内側膝蓋大腿靭帯)」について、簡単に説明していきたいと思います。 膝関節の靭帯といえば ・前-後十字靭帯 ・内-外側側副靭帯 ・脛骨大腿靭帯 ・内-外側膝蓋大腿靭帯 など多くの靭帯があります。 この中で着目されているのが、前十字靭帯と内側側副靭帯だと思います。特に、前十字靭帯の損傷はサッカー選手などのスポーツ選手によく生じ、一度発症すると復帰に長時間を要

外反母趾はStepで考える

今回は女性の発症率が高い「外反母趾」について記載していきたいと思います。外反母趾の特徴としては女性に多く、足部の第一列やMTP関節の変形が生じます。年齢を重ねるごとに有病率は高くなります。 外反母趾があると、足部に痛みが生じるだけでなく、バランス能力の低下、歩行機能の低下など機能面の問題はもちろん、足趾の変形が進行すると美的観点においてもQOLの低下が生じます。つまり、機能面・生活面どちらにも影響を及ぼすということです。 外反母趾の発症の原因には性別、筋骨格器系の問題、遺

子供の足部骨端症を知る

みなさんこんにちは!理学療法士のYoshiki(@PtGekikara)です。 今回は骨端症について記載していきたいと思います!骨端症と聞いて一番初めに思いつくものは、脛骨粗面に生じる「オスグッド・シュラッター病」「リトルリーグショルダー」などが挙げられると思います。 骨端症を簡単に説明すると「骨の成長する部分の障害」です!さらに詳しく説明していくと 成長期の骨は、骨幹部(骨幹端部)と骨端部に分かれており、その間に骨端線(成長線)が存在しています。成長期の骨端部には、骨

肉離れの基礎を知る

みなさんこんにちは!理学療法士のYoshiki(@PtGekikara)です。 最近、肉離れの症例を担当したり、サッカーの支援で筋挫傷を担当したり、スポーツ外傷を多く担当しています。 そこで、今回の記事は私の知識の整理も含めて、肉離れについてまとめていきたいと思います! 1.肉離れとは?まず、肉離れと筋挫傷について違いを整理していきましょう! 肉離れ ・肉離れは筋肉が遠心性に伸張され(介達外力)、筋の破断強度を越える事で生じます。短距離走や素早い切り返し動作などが原因

slack length 肩の介入に応用!

皆さんこんにちは!理学療法士のYoshiki(@PtGekikara)です。 今回は肩関節の安定性(求心性)について考えていきたいと思います。 私たちセラピストは筋肉の動きが悪く、肩関節の安定性・求心性が低下している場合、ストレッチや徒手療法にて筋肉の柔軟性を引き出したり、動きを引き出す介入をすることは得意だと思います! 例えば、1st外旋制限がある場合、烏口上腕靭帯や肩甲下筋に対してストレッチやリラクセーションを用いて可動域の拡大を図ります。逆に1st内旋制限がある場