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週刊!リハマガ! ~整形リハビリの考え方~

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2020年5月の記事一覧

前鋸筋の機能 ~肩甲骨の安定と運動~

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「Scapular dyskinesis」って何?

この記事は夜遅くに書いています!ですが、これでテンションが上がっているので、一気に書き進めていきます! みなさん、「Scapular dyskinesis」ってご存知ですか? 恥ずかしながら、私は最近までよく知りませんでした。ですが、私のTwitterのタイムラインに「Scapular dyskinesis」がすごく出てくるので、もう調べずにはいれませんでした。 いざ「Scapular dyskinesis」を調べていくと出てくる出てくる、全然知らんかったことが💦 な

上腕三頭筋と関節包の関係性!

皆さんこんにちは!理学療法士のyoshikiです! 今日は肩関節の屈曲可動域について考えていきたいと思います。 肩関節の屈曲可動域制限は臨床でよく経験することだと思います。ですが、肩関節屈曲可動域制限をひとくくりにしてしまうと、危険です! なぜなら、肩関節屈曲制限にもいろいろ原因があるためです! 例えば ・自分では屈曲90°までしか上がらないが、他動では最後まで屈曲できる ・他動でも自動でも屈曲角度が変わらない ・「痛みがあり屈曲できない」or「痛みは無いけど屈曲でき

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小殿筋の教科書

この記事では、学校では習わない基礎的なことから、マニアックなことまで幅広く記載していきます!もちろん、臨床で重要だと思うことを中心に記載しますね。 最近では小殿筋にスポットライトが当たっている印象で股関節の勉強会に参加すると、必ず小殿筋について熱く語られることが多いです。 ではなぜ「小殿筋にスポットライトが当ったているのか?」を知ることが重要になります! 例えば 「歩行時の骨盤支持に小殿筋が重要」 今までは中殿筋が重要と言われてきたけど、小殿筋も重要ならトレーニングしよ

後脛骨筋の解剖と機能 ~The maniac~

皆さん、こんにちは!CLINICIANSのyoshiki(@PTGekikara)です。 今回は私が大好きな後脛骨筋について記載していきたいと思います! 皆さん後脛骨筋の作用はご存知ですか? そうです!!! 足部の内反や内側縦アーチの支持に重要な役割があります では、他にはどんな役割があるのでしょうか? そうです!!! 長腓骨筋腱とクロスブリッジを形成しています では... ・クロスブリッジを形成する後脛骨筋の腱はどれでしょうか? ・それ以外の作用は他に何があ

大腿四頭筋のエコー動態 ~屈曲-伸展への関与~  限定公開の治療動画あり!

皆さんこんにちは❗️ 今日は私が臨床で実施している、膝関節の屈曲伸展に対するアプローチについて記載していきたいと思います‼︎ 膝関節の屈曲伸展へのアプローチはよく行うと思いますが、皆さんどのようにアプローチしていますか? アプローチの内容としては ・下腿の内外旋 ・膝蓋下脂肪体 ・腓腹筋-半膜様筋間への介入 など挙げられると思います。ですが今回はこのお話はしません! この記事では「大腿四頭筋が屈曲伸展にどのように関与しているのか?」をエコーを用いて説明していきたいと

関節拘縮について私なりのまとめ~病態から治療まで~

以前Twitterの中で関節拘縮について議論されていました。今回の記事では私が考える関節拘縮の病態と治療について、記載していきたと思います。 1.関節拘縮の定義ですが関節周囲軟部組織の器質的変化に由来した ROM 制限 とされており、固定期間の有無については記載されていません。また、当たり前ですが関節周囲の組織の変化とされており、関節周囲の組織変化ではない場合、拘縮とは言えません。 2.関節拘縮は治るのか?

足関節捻挫への介入 パート2

足関節捻挫は軽く考えられることが多い疾患です。 患者さんで、よく聞かれるのは ・捻挫だから大丈夫だと思った ・すぐに歩けたし、痛くなかったから放置していた ・捻挫で病院に行くのがめんどくさいから また、医療関係者でも捻挫を軽く考えていることが多いと思います。 ・ギプスで固定して終わり ・骨は折れていないから、湿布貼っておいてね ・ギプス固定3wして、骨はもう大丈夫だからといわれてた もちろん、固定を行うだけで症状が改善する方もいらっしゃいますが、改善しない方もいます

分裂膝蓋骨 まとめ!

初めて有痛性分裂膝蓋骨の症例を担当しました。外側広筋や大腿筋膜張筋が影響する程度のことは知っていたのですが、いざ症例を担当すると「全然、分裂膝蓋骨について知らない💦」となりました みなさんは分裂膝蓋骨についてどこまでご存知ですか? この記事は「分裂膝蓋骨に全然知らない」という方に向けの記事です! 一緒に分裂膝蓋骨について勉強していきましょう! 1.分裂膝蓋骨とは?膝蓋骨は3~5歳で骨化します。膝蓋骨の骨化は徐々に拡大していきますが、骨化不十分だと膝蓋骨の副骨に繋がると

手関節の動的な安定性を提供するには?

手関節に介入するセラピストって少ないのかなって思っています。私も病院勤務時代はほとんど介入する機会はありませんでした(作業療法士に任せっきりだったこともありますが💦)。 手関節は足関節と一緒で骨も多いし、筋・腱・靭帯も細々していて、苦手意識がある方も多いと思います。私は苦手+関わる機会がほとんどなかったので、勉強していませんでした。 ですが、クリニックで働き始めると、手関節に機能障害や疼痛を抱えている方が多く来院されます。 例えば ・橈骨遠位端骨折 ・母指CM関節症 ・