わたしとアーユル/セルフケアとわたし
わたしとアーユル 連載中
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前回アーユルヴェーダに出会う前のわたしのことを書きました。
23歳くらいの、とてもしんどい時期。自分で自分が分からないし、他人や世間の声に振り回されて、もうヘトヘトでした。
このままだと心と体を保てなくなるな〜と感じて、何かケアをしなければ…と思って、目につくものをとにかく手当たり次第検討して、できそうなものは全部やりました。
例えば、インスタで見たトレーニングや、マッサージを試したり、薬膳や栄養、アロマ、心理学を勉強をしたり。自己啓発本を読んだり。挙句の果てには、暗闇の中で自転車を漕ぎまくるジムに行ってみたり。
自分のメンテナンスになりそうなものを手当たり次第やってみるけど、効果がどうかを考えるのではなく、セルフケア(っぽいこと)をやっていることが目的になってしまっていました。
その当時やってみたことが全部無駄とは思っていなくて、知識として・経験として今に生きているものもあるけれど、セルフケアという点では、全く意味をなしていなかったな〜と思います。
ではアーユルヴェーダはなぜ自分のケアとして落とし込めたのかというと
『自分自身を知る』ことから始まったからです。
自分の体質や傾向、現状を知ることから始まるのがアーユルヴェーダ。本来体質診断はきちんとアーユルヴェーダを学んだドクターのみが出来ることですが、簡易的な体質診断でも、おおよそ自分を理解することができて、とても腑に落ちたんです。
私はVataという風の性質を多く持ち合わせています。少しVataの特徴を挙げると、好奇心旺盛、気になる物事にはフットワーク軽く飛び付きます。
思考もあっちこっちに行きやすく、発想は豊かだけど一つのことに留まるのは苦手。肌や髪が乾燥しやすく、心も不安やソワソワ感を感じやすいです。
この傾向を見たときに、え!これはまさに私!とびっくりしました。そしてその傾向に合わせたケアを実践することで、それまでのケア(っぽいこと)では感じれなかったことを感じたんです。
それは、変化いる・自分にフィットしているという【実感】でした。
闇雲に手当たり次第やっているケア
or
自分の体質や今の傾向を知っておこなうケア
そんなの当たり前だろと言われてしまいそうな気がしますが、SNSやテレビを見たり、お友達と話していても私と同じように闇雲なケアっぽいことをやっている人は少なくないなと思うんです。
初めてアーユルヴェーダのお勉強をしたときに、心に刺さったのが『万人にいい(または悪い)食べ物はない。 あなたにとっていい(または悪い)食べ物があるだけである。』という言葉でした。
まさにこれ。私にとって良いか・悪いか、これを判断する土台がないとセルフケアは成り立たないですね。
そんなこんなで、わたしにはアーユルヴェーダがぴったりフィットして、セルフケアの本質を実感することができたわけです。
方法は色々あるけど、セルフケアで大切なのは自分基準。
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