吉原勝己

吉原勝己

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『福岡の賃貸住宅+羽田空港 飛び放題のサブスク開始』

  スターフライヤーより、北九州エリアの賃貸住宅と、北九州‐羽田 間の航空券がセットになったサブスクサービスが2023年に開始されると発表された。 想定利用者は、首都圏の企業に勤務する賃貸居住の家族や、北九州市近郊への単身赴任者。不動産会社と連携し、福岡の賃貸とセットになった往復航空券を、専用サイトで発券するとのこと。料金は、東京23区の家族向けマンションの家賃と同水準の、20万円台~40万円/月 で検討されている。それにより、リモートワーク可能な人材の、福岡への移住誘導が可

    • 「ファミリービジネス大国 日本における福岡の企業から不動産事業を考える」

      福岡県太宰府市でのオーナー勉強会では、先々代の家を再利用することで、地元太宰府天満宮の新たな拠り所を創るべく複数の新規事業に取り組まれている鎌田ファミリーから家族経営に関わる重要な概念を学んだ。 また、同族経営をされる私の同級生の実家「平助筆復古堂」は、1501年創業の九州で最も古い企業として知られ、福岡市中央区春吉の店舗を今、話題の自社テナントビルに建て替えられての新規事業に取り組まれている。 それをきっかけに「同族経営」の可能性を調べてみると、それまでの閉鎖的で時代遅

      • 今後の住宅市場で増加する高齢者単身世帯

        2020年度 福岡県における「新福岡県住生活基本計画策定検討委員会:住宅市場活用部会」で、住宅政策検討委員として新しい経験をさせて頂いた。そこで共有された、福岡県から見た最近の住宅に関するデータから感じることを紹介したい。 まず、福岡県の新築住宅が建て続けられた蓄積といえる住宅ストック総数を見ると 2018年は 223.9万戸、そのうち民間賃貸住宅数は78.7万戸で住宅総数の35.1%となっており、全国平均28.5%よりずいぶん多い。また、福岡県の1988年から2018年ま

        • 「鹿児島県伊佐市における縮小賃貸市場の中の成功確信経営」

          九州一円の、不動産分野からまちの社会課題解決を目指す先進的不動産活動家・経営者たちの取り組みを、現地に赴きトーク&オンライン形式で取材・配信する「九州DIYリノベWEEKENDオンラインステーション」の第13回を鹿児島県伊佐市でおこなった。 伊佐市は、宮崎県・熊本県の県境に位置する鹿児島県最北の市で、人口は約2.5万人、世帯数は約1.3万世帯。川内川の盆地に広がる県内屈指の水田地帯として発展してきた、旧)大口市・菱刈町が合併して「伊佐市」となっている。 問題となる「放置的